【ドル円週間予想】 下値リスクの高い状態続く。
直近の日足は、海外市場休場のため市場動意乏しい中、小陰線で終えています。下げエネルギーの強いものではなく、日足の下値抵抗も守って終えていますが、上値を切り下げる流れを変えておらず、反発余地が限られ易く下値リスクがより高い状態です。短期トレンドは144.10-20の抵抗を上抜けて終えれば“ニュートラル”な状態に戻して上値余地が若干拡がり易くなりますが、この場合でも上値を切り下げる流れに変わりなく、148円台に乗せて終えるまでは下値リスクがより高い状態です。また、141.80近辺にやや強い下値抵抗が出来ていますが、下抜けて終えた場合は141.00-10以下にある下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。日足の上値抵抗は142.50-60，143.10-20，143.70-80，144.10-20に、下値抵抗は141.80-90，141.00-10，140.60-70，140.30-40，139.60-70にあります。21日、120日、200日移動平均線は146.95，152.11，150.50に位置しており、これらの下に入り込んだ状態にあり、短・中期トレンドは“ドル弱気”の流れにあります。
一方週足は、3週連続陰線引けとなり、上値を急角度で切り下げています。また、2手前の陰線が148円台乗せに失敗して大きく押し戻されており、新たな下落トレンド入りした状態にあります。139.50～140.00ゾーンに、日足、月足ベースで見た強い下値抵抗が控えており、これに跳ね返される可能性がありますが、139.50を割り込んで越週した場合は新たな下落リスクが生じます。逆に144円台に乗せて越週した場合は、先週の陰線の値幅を切り返して下値リスクが若干後退します。この場合でも上値を切り下げる流れからは抜け出しておらず、147円台から厚くなる上値抵抗を上抜けきれない可能性も高いと見られます。今週の週足ベースで見た上値抵抗は143.60-70，144.00-10，146.20-30，147.00-10に、下値抵抗は141.80-90，140.80-90，139.60-70，138.50-60にあります。31週、62週移動平均線は151.05と151.74に位置しており、上値を抑え込んでいます。
今週の戦略は、ドル買いは引き続き様子見か140.00-10まで引きつけて。損切りは139.40で撤退です。ドル売りは143.10-20で戻り売り。損切りは浅い場合で143.80，深い場合は下値リスクが若干後退する144.20で徹底です。
上値は、142.50-60に軽い抵抗が、142.70-80，143.10-20，143.50-60，143.70-80，144.10-20に強い抵抗がありますが、全てクリアして終えれば、日足の形状が改善して上値余地が若干拡がり易くなります。この場合でも148円台に実体を戻して引けるまでは下値リスクを残します。下値は、142.00-10，141.80-90，141.50-60にやや強い抵抗がありますが、全て下抜けた場合は下落余地がもう一段拡がり易くなり、141.00-10，140.80-90，140.30-40，140.00±10銭、139.60-70にある抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。139.50以下で終えた場合は新たな下落リスクが生じます。
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