ドル/円、146円を挟んで一進一退…このあと、米新規失業保険申請件数に注目集まる
欧米時間のドル/円予想レンジ:144.500-147.500円
東京市場のドル/円は、上値の重い展開。取引開始直後から売りが優勢となり145.40円台まで下落しましたが、日本株がプラス圏に持ち直すと歩調を合わせて146.80円台に反発しました。ただ、上昇は続かず再び145円台後半に押し戻されるなど、一進一退ながらも弱含みの動きとなっています。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は先週、「雇用の下振れリスクは、今や現実のものだ」との見解を示しましたが、その直後には実際に米国の7月失業率が2021年10月以来の水準に上昇。直後の市場では、米国景気は緊急利下げが必要なほど悪化しているのではないかとの見方さえ一部に浮上しました。そうした中、今夜の米新規失業保険申請件数にも注目が集まりそうです。また、米国と経済的な結び付きが深いメキシコでは、中銀が政策金利を発表します。利下げか据え置きかきわどい判断になると見られ、関心が集まっています。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、3本の移動平均線が弱気のパーフェクトオーダーを形成しており足元では下落基調であると見れます。 ただ、前日に今週高値を更新するなど底堅さも窺えます。現状、146円を挟んで方向感が定まっていません。引き続き147円付近では上値が重く145円台前半では底堅い推移が続きそうです。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
8/8(木)
21:00 7月メキシコ消費者物価指数
21:30☆米新規失業保険申請件数
26:00 米30年債入札
28:00☆メキシコ中銀、政策金利
28:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演
8/9(金)
10:30☆中国7月消費者物価指数
10:30 中国7月生産者物価指数
※☆は特に注目の材料
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