【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 宇栄原宗平
目次
▼北米(米国・カナダ)
米3月利下げ開始?PCEデフレーターに注目
▼欧州(ユーロ圏・英国)
英11月CPIの結果から利上げ再開の可能性を探る
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
日銀はマイナス金利解除の地ならしを行う?
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
トルコ中銀は今回で利上げ終了か
北米(米国・カナダ)
重要イベント
12/19◎カナダ11月消費者物価指数
12/19◎ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
12/20◎米12月消費者信頼感指数
12/21◎米7-9月期GDP・確定値
12/21☆米新規失業保険申請件数
12/22◎米11月耐久財受注
12/22☆米11月PCEデフレーター
12/22◎米11月新築住宅販売件数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
12月12-13日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて、市場では来年3月の利下げ開始を織り込む動きが強まりました。そうした中で、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ目標として注目する米11月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)に注目が集まりそうです。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
12/18☆独12月IFO企業景況感指数
12/19◎ユーロ圏11月消費者物価指数・改定値
12/20☆英11月消費者物価指数
12/22◎英11月小売売上高
12/22◎英7-9月期GDP・改定値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
12月14日に英中銀(BOE)は政策金利の据え置きを決定しました。ただ9人の委員のうち3名が利上げを主張したことなどからタカ派姿勢を維持したと見られています。利上げ再開の可能性を探る上で20日の英11月消費者物価指数(CPI)が重要視されるでしょう。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
12/19☆RBA議事録
12/19☆日銀金融政策決定会合
12/19☆植田日銀総裁記者会見
12/20◎日本11月貿易収支
12/20◎中国人民銀ローンプライムレート
12/22◎日本11月消費者物価指数
12/22☆日銀金融政策決定会合議事録
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
19日の日銀金融政策決定会合では、観測報道などを受けて市場のマイナス金利解除観測は後退しています。しかし、声明の文言を一部修正してマイナス金利解除の地ならしを行うとの見方がくすぶっているため要注目です。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
12/21☆トルコ中銀政策金利
12/22◎メキシコ11月貿易収支
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
21日にトルコ中銀が政策金利を発表します。今回も利上げを決定すると見られていますが、前回11月会合で「引き締めサイクルはまもなく完了する」と表明したことから利上げはこれで打ち止めになる可能性もありそうです。
新興国のイベント
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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