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【見通し】ロンドン為替見通し=欧州各国PMIやECB要人の発言で大きく上下するか

本日の欧州時間でのユーロは、値幅を伴った動きになりそうだ。昨日は欧州中央銀行(ECB)理事会後の会見でラガルドECB総裁は「利下げについては全く議論しなかった」と述べ、前日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長と正反対の発言となった。ここ最近は他のECBメンバーが利上げ打ち止めと捉えられる発言をしていたことで、予想外のタカ派発言になったといえる。この状況下で、本日は欧州各国から購買担当者景気指数(PMI)速報値が発表されることや、ECB要人の講演も予定されていることが市場を動意づけるだろう。

 PMIは欧州圏最大の経済圏のドイツのものが注目度が高い。7月は38.8まで低下した同指標だが、徐々に回復し12月は43.2の予想となっている。改善傾向が確認され、市場予想を上回った場合にはユーロは素直に買われやすいだろう。

 ECB要人の講演および会見は、予定時系列でホルツマン・オーストリア中銀総裁、センテノ・ポルトガル中銀総裁、バスレ・スロベニア中銀総裁、カジミール・スロバキア中銀総裁、ミュラー・エストニア中銀総裁、シクルーナ・マルタ中銀総裁、シムカス・リトアニア中銀総裁、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁などが予定されている。ホルツマン総裁はこれまでも、金利の引き下げがすぐに行われるとは思わないと発言していることもあり、昨日のラガルド総裁同様の見解を行う可能性が高い。一方でセンテノ総裁はこれまでは利上げサイクルの終了を示唆し、政策金利はいずれ下がるとも述べていたことで、今回も同様の発言をするのかが注目される。


・想定レンジ上限
 ユーロドル:8月10日高値1.1065ドル。

・想定レンジ下限
 ユーロドル:昨日ECBの結果発表後の安値1.0907ドル。


(松井)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ