【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼北米(米国・カナダ)
FRBが注目するPCEデフレーター発表
▼欧州(ユーロ圏・英国)
独・ユーロ圏のインフレ鈍化傾向は続く?
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
豪CPIがRBA追加利上げ期待を高めるか
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
トルコ7-9月期GDPに注目
北米(米国・カナダ)
重要イベント
11/27◎米10月新築住宅販売件数
11/28◎米11月消費者信頼感指数
11/28◎グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
11/28◎ウォラーFRB理事講演
11/29◎米7-9月期GDP・改定値
11/29◎米地区連銀経済報告(ベージュブック)
11/29◎OECD経済見通し
11/30☆カナダ7-9月期GDP
11/30☆米新規失業保険申請件数
11/30☆米10月PCEデフレーター
12/1◎カナダ11月雇用統計
12/1☆米11月ISM製造業景況指数
12/1◎グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
12/1☆パウエルFRB議長講演
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
30日の米10月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)は米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ目標として注目する重要統計です。1日の米11月ISM製造業景況指数は米国景気の先行きを予測する景気先行指標として市場の注目を集めています。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
11/29☆独11月消費者物価指数・速報値
11/29☆ベイリーBOE総裁講演
11/29◎OECD経済見通し
11/30◎独11月雇用統計
11/30☆ユーロ圏11月消費者物価指数・速報値
11/30◎ユーロ圏10月失業率
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
ユーロ圏ではインフレ率が鈍化傾向となっており、市場は欧州中銀(ECB)の利上げサイクル終了と利下げサイクルの開始を織り込んでいます。そうした中で29日の独11月消費者物価指数(CPI)や30日のユーロ圏11月消費者物価指数(HICP)の結果が注目されるでしょう。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
11/28◎豪10月小売売上高
11/29☆豪10月消費者物価指数
11/29☆RBNZ政策金利
11/29◎OECD経済見通し
11/30☆中国11月製造業PMI
11/30☆中国11月非製造業PMI
12/1☆中国11月財新製造業PMI
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
豪州は追加利上げの期待が残る数少ない国のひとつです。28日の豪10月小売売上高や29日の豪10月CPIが来年前半の利上げ期待を高める結果となるか注目しましょう。そのほか、NZ中銀(RBNZ)は29日の金融政策委員会でも政策金利を5.50%に据え置く見通しです。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
11/27◎メキシコ10月貿易収支
11/29◎トルコ10月貿易収支
11/29◎OECD経済見通し
11/30◎トルコ7-9月期GDP
11/30◎南ア10月生産者物価指数
11/30◎南ア10月貿易収支
11/30◎メキシコ10月失業率
12/1◎トルコ11月製造業PMI
12/1◎メキシコ11月製造業PMI
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
30日に発表されるトルコ7-9月期国内総生産(GDP)は5四半期ぶりの高い伸びになると予想されています。そのほか、前回2カ月ぶりに分岐点の50.0を上回ったメキシコ11月製造業PMIにも注目です。
新興国のイベント
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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