【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
豪5月雇用統計に注目
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
トルコ 緊急利上げの見方も
北米(米国・カナダ)
重要イベント
6/13☆米5月消費者物価指数
6/14☆米5月生産者物価指数
6/14☆FOMC政策金利
6/14☆パウエルFRB議長記者会見
6/15☆米新規失業保険申請件数
6/15◎米6月ニューヨーク連銀製造業景気指数
6/15☆米5月小売売上高
6/15☆米5月鉱工業生産
6/16◎米6月ミシガン大消費者態度指数・速報値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げ見送りの予想が大多数ですが、次回以降の利上げについては含みを残すとの見方も多いようです。ただ、前日13日の米5月消費者物価指数(CPI)次第ではそうした市場の見方が変わる可能性もあるため要注目です。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
6/13◎独5月消費者物価指数・改定値
6/13☆英5月雇用統計
6/13☆独6月ZEW景況感調査
6/13☆ベイリーBOE総裁議会証言
6/14◎英4月GDP
6/14◎英4月鉱工業生産
6/14◎ユーロ圏4月鉱工業生産
6/15☆ECB政策金利
6/15☆ラガルドECB総裁会見
6/15◎ユーロ圏財務相会合
6/16◎ユーロ圏5月消費者物価指数・改定値
6/16◎EU財務相理事会
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
15日には欧州中銀(ECB)が政策金利を発表します。利上げは確実視されており、ラガルド総裁の会見内容などに注目が集まりそうです。前日のFOMCとスタンスの違いが際立てばユーロが大きく動く可能性もあるでしょう。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
6/15☆NZ1-3月期GDP
6/15◎日本5月貿易統計
6/15☆豪5月雇用統計
6/15☆中国5月小売売上高
6/15☆中国5月鉱工業生産
6/16☆日銀金融政策決定会合
6/16☆植田日銀総裁定例会見
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
豪中銀(RBA)の6月利上げを占う上で15日の豪5月雇用統計に注目しましょう。同じ日に発表される中国5月鉱工業生産も豪ドルの動きに影響しそうです。16日に金融政策を発表する日銀については、現状維持の予想が圧倒的多数です。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
6/12◎トルコ4月経常収支
6/14◎南ア4月小売売上高
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
新財務省と新中銀総裁が任命されたトルコでは、もしかしたら緊急利上げがあるかもしれないとの見方が一部に出ています。なお、予定では次回のトルコ中銀金融政策決定会合は22日となっています。前倒し会合が行われるか注目しましょう。
新興国のイベント
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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