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FX/為替「ドル/円、130円台の上値は重い 日米物価指標に注目」 外為どっとコム トゥデイ 2023年1月27日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年1月27日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼26日(木)の為替相場
(1):根強い日銀の緩和修正期待を背景に円強含み
(2):ドル/円、一時130.61円前後まで上昇

▼26日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:日米の物価指標に注目/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

26日(木)の為替相場

26日(木)の為替相場期間:26日(木)午前7時10分~27日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):根強い日銀の緩和修正期待を背景に円強含み

日本10年債利回りが0.4%台後半に上昇する中、円が強含んだ。日銀の緩和修正観測は根強く、10年債利回りはイールドカーブ・コントロール(YCC)における許容上限の0.50%に再び接近した。

(2):ドル/円、一時130.61円前後まで上昇

米10-12月期国内総生産(GDP)・速報値は前期比年率+2.9%と予想(+2.6%)を上回った。一方、GDPの約7割を占める個人消費は前期比年率+2.1%と予想(+2.9%)を下回り、7-9月期(+2.3%)から鈍化した。在庫の増加がGDPを押し上げる主な要因となった。同時に発表された米12月耐久財受注は前月比+5.6%と予想(+2.5%)を大幅に上回った。米新規失業保険申請件数は18.6万件と前週(19.2万件)から減少し予想(20.5万件)を下回った。その後に発表された米12月新築住宅販売件数は年率換算61.6万件と予想(61.2万件)を上回り、2022年8月以来の高水準となった。これらの結果を受け、米長期金利が上昇する中、ドル/円は130.61円前後まで上値を伸ばした。

26日(木)の株・債券・商品市場

26日(木)の株・債券・商品市場

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:日米の物価指標に注目

昨日のドル/円は終値ベースで約0.5%上昇して130円台を回復。米10-12月期国内総生産(GDP)・速報値が予想を上回る伸びとなり、米新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことを受けて130.61円前後までドル高に振れる場面もあった。米国経済の底堅さを好感して、NYダウ平均は205ドル高の3万3949ドル、米10年債利回りは5bp(0.05%ポイント)上昇の3.49%前後で取引を終えた。

本日は、日米ともに物価指標の発表が予定されており市場の注目を集めそうだ。日本では1月の東京都区部消費者物価指数(CPI)が発表される。市場予想は生鮮食品を除いたコアCPIで前年比+4.2%となっており、高い伸びが見込まれている。日銀の緩和修正観測を強める可能性もあるため注目したい。一方、米国では12月の個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が発表される。前年比+5.0%が予想されており、11月の+5.5%から鈍化すると見られている。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ幅縮小・停止観測を強める可能性もある。こうした中、本日のドル/円は上値の重い展開が予想される。

注目の経済指標:米PCEデフレーター

注目の経済指標

注目のイベント:特になし

特になし

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※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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