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FX/為替「ドル/円、上値抵抗の20日線を突破できるか」 外為どっとコム トゥデイ 2023年1月24日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年1月24日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼23日(月)の為替相場
(1):日銀、共通担保資金オペ実施
(2):ドル/円、130円台後半に続伸
(3):ユーロ圏要人発言相次ぐ

▼23日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:日米の長期金利に注目/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

23日(月)の為替相場

23日(月)の為替相場期間:23日(月)午前7時00分~24日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀、共通担保資金オペ実施

日銀は5年物の共通担保資金供給オペを実施。前週の会合で拡充を決めた同オペに注目が集まる中、1兆円のオファーを受けて本邦長期金利が低下すると円売りが優勢となった。その後、同オペに3.1兆円の応札があったことが判明すると、金利低下と円安が加速した。

(2):ドル/円、130円台後半に続伸

NY市場に入ると米長期金利が上昇。国債入札や社債発行を控えて需給面への警戒が強まった。ドル/円は日米金利差拡大が意識されて130円台後半へと続伸した。

(3):ユーロ圏要人発言相次ぐ

欧州中銀(ECB)のラガルド総裁は、「インフレを速やかかつ確実に目標水準に戻すため、ECBは現在の路線を継続する」と表明。その上で、金利は依然として大幅に引き上げる必要があるとの見解を示した。この日は、スロバキア中銀のカジミール総裁が2月と3月にそれぞれ50bp(0.50%ポイント)の追加利上げを行うべきと主張。クロアチア中銀のブイチッチ総裁も、2月と3月に50bpの利上げを行うとのガイダンスは「合理的」だと述べた。

23日(月)の株・債券・商品市場

23日(月)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:日米の長期金利に注目

昨日のドル/円は130円台後半へと続伸した。日銀が前週の会合で拡充を決めた共通担保オペで5年物の資金を初めて供給すると、本邦長期金利の低下とともに円売りが強まった。海外市場に入ると米長期金利が小幅に上昇する中、日米金利差の拡大が意識されて130.89円前後まで上伸した。ただ、昨年12月以来の上値抵抗である20日移動平均線は超えられなかった。

本日は130.86円前後へ降下してきた20日移動平均線を終値で突破できるか注目したい。18日高値の131.58円前後も上値ポイントとして意識されそうだ。カギとなるのは引き続き、日米の長期金利だろう。その他、12月に予想外の落ち込みを見せた米国の1月購買担当者景気指数(PMI)の結果も注目を集めそうだ。

注目の経済指標:欧米PMI

注目の経済指標

注目のイベント:ユーロ圏要人発言

注目のイベント※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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