FX/為替「注目のFX週間イベント 来週の為替はどう動く？」 FX週間イベント 9/5～9/11

【週間イベント】

4地域の今後１週間のスケジュールをお届けします。

執筆・監修：株式会社外為どっとコム総合研究所　調査部長　神田卓也

目次

▼北米（米国・カナダ）
FRB高官らの発言 多数予定

▼欧州（ユーロ圏・英国）
注目のECB政策金利が発表される

▼アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）
RBA政策金利 声明で今後の姿勢を読み取ることに

▼新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）
トルコCPIに注目

北米（米国・カナダ）

重要イベント

9/5◎OPECプラス閣僚級会合
9/6☆米8月ISM非製造業景況指数
9/7◎米7月貿易収支
9/7☆カナダ中銀政策金利
9/7◎米地区連銀経済報告（ベージュブック）
9/7◎バーFRB副議長講演
9/8◎米新規失業保険申請件数
9/8☆パウエルFRB議長講演
9/9◎カナダ8月雇用統計
9/9◎エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
☆特に重要　◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

9月8日のパウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長をはじめ、FRB高官の発言が多数予定されています。積極的な利上げに対してタカ派的な発言が続きそうです。

北米のイベント

欧州（ユーロ圏・英国）

重要イベント

9/5◎ユーロ圏7月小売売上高
9/5◎OPECプラス閣僚級会合
9/5◎EUウクライナ会合
9/7◎独7月鉱工業生産
9/7◎ユーロ圏4-6月期GDP・確定値
9/7☆ベイリーBOE総裁講演
9/8☆ECB政策金利発表
9/8☆ラガルドECB総裁講演
9/9◎ユーロ圏財務相会合
9/9-10◎EU財務相理事会（非公式）
☆特に重要　◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

9月8日に欧州中銀（ECB）の政策金利が発表されます。最近のECB高官の発言から0.75%利上げの可能性も浮上しているだけに、結果に注目が集まります。また5日には英国の新保守党党首（英国首相）が決定します。

欧州のイベント

アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）

重要イベント

9/5◎中国8月財新サービス業PMI
9/5◎OPECプラス閣僚級会合
9/6☆RBA政策金利
9/7☆中国8月貿易収支
9/7☆豪4-6月期GDP
9/8◎日本4-6月期GDP・改定値
9/8◎日本7月貿易収支
9/8◎豪7月貿易収支
9/9☆中国8月消費者物価指数
9/9◎中国8月生産者物価指数
☆特に重要　◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

9月6日には豪準備銀行（RBA）の政策金利が発表されます。欧米では積極的な利上げが続くとの思惑が強まっていることから、声明でRBAの今後の姿勢を読み取ることとなりそうです。また中国経済の減速懸念が高まりつつあります。中国の経済指標の結果次第ではリスクオフの姿勢が強まりそうです。

アジア・オセアニアのイベント

新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）

重要イベント

9/5☆トルコ8月消費者物価指数
9/5◎OPECプラス閣僚級会合
9/6◎南ア4-6月期GDP
9/8◎南ア4-6月期経常収支
9/8◎メキシコ8月消費者物価指数
9/9◎メキシコ7月鉱工業生産
☆特に重要　◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

5日にはトルコの消費者物価指数（CPI）が発表されます。超が付くほどの高インフレ下にあるにもかかわらず。トルコ中銀は8月18日に予想外の利下げを実施しました。この影響がCPIの結果にどれだけ影響を与えるか、注目が集まります。

新興国のイベント

株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長　上席研究員
神田 卓也（かんだ・たくや）
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。

●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。