
株式会社外為どっとコムの完全子会社である株式会社外為どっとコム総合研究所(以下、「外為どっとコム総研」、本社:東京都港区、代表取締役社長:竹内 淳)は、個人投資家の外為投資に役立つ外国為替情報の調査・研究を行なっております。今回、FX投資家の実態を調査しましたので、お知らせします。
FX個人投資家は6割超が収益確保 相場の方向性定まらず利益確定を優先 【外為どっとコム総研FX投資家調査2025年11月】
一般社団法人金融先物取引業協会 FX投資家動向まとめ
取引額は約987兆円(前月比 約19.16%減)
2025年11月の店頭FX月間取引金額は約9,873,865億円(=約987兆円)で、10月の約12,213,531億円(=約1,221兆円)から前月比約19.16%減少した(金融先物取引業協会公表資料、2025年12月12日)。主要通貨ペアではUSD/JPY(米ドル/円)の取引額が前月比で約21.6%減少したことが全体を押し下げた。
また、当月末の店頭取引における未決済ポジション残高は合計96,062億円(=9兆6062億円)で、前月の95,363億円から約0.73%増加した。内訳は以下の通り。
・売建玉48,626億円(前月50,066億円)
・買建玉47,436億円(前月45,297億円)
売建玉は減少したものの、買建玉の増加が上回り、未決済残高はわずかに増加した。USD/JPY(米ドル/円)のポジショニングは、ロングとショートがほぼ拮抗したものの、わずかにJPY(円)ロング超の状態が続いた。
取引金額上位5通貨ペアは、USD/JPY(米ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)の順。

図1.取引金額とポジション計
(出所)金融先物取引業協会の「店頭FX月次速報」をもとに、当社が作成
左軸-取引金額、右軸-ポジション計
グラフ中のデータ単位は百万円
株式会社外為どっとコムFX投資家動向2025年11月
半数を超える個人投資家が7カ月連続で実現益
FX口座数が88万件に迫る株式会社外為どっとコムの協力の下、2025年11月のFX投資家動向を調査した。
【調査概要】
調査対象:
・株式会社外為どっとコムのFXサービス「外貨ネクストネオ」利用者(約88万口座)
・調査期間中の新規口座開設およびFX取引をした顧客
調査機関:株式会社外為どっとコム総合研究所
調査期間:2025年11月3日7:00 ~ 2025年11月29日7:00
調査方法:対象期間中の取引データより抽出
(特定の個人を識別できないよう個人情報を匿名化した上で行っております。)
FX取引における実現損益
10月のFX取引において実現益を出した投資家の割合は61.2%と、10月の63.9%から2.7%ポイント減少した。直近4カ月は、6割超の投資家が利益を積み上げているが、徐々に頭打ち傾向もみられる。

図2.取引参加者の損益
通貨ペア別取引者数
通貨ペア別取引者数のトップ10は、USD/JPY(米ドル/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・TRY/JPY(トルコリラ/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・MXN/JPY(メキシコペソ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)・NZD/JPY(NZドル/円)・ZAR/JPY(南アフリカランド/円)・GBP/USD(ポンド/米ドル)の順。TRY/JPY(トルコリラ/円)が2位から4位へ後退した。
月末時点の未決済ポジションを見ると、USD/JPY(米ドル/円)はJPY(円)買い超から、JPY(円)売り超に変わった。10月にJPY(円)買いを仕掛けた投資家の損失確定のJPY(円)買い戻しが出たうえ、そうした投資家が新たにJPY(円)を売り直した動きが見られた。
※現在の取引保証金額はコチラで参照いただけます。

図3.通貨ペア別取引者数
平均取引数量
FX投資家の1注文あたりの平均取引数量は4.7万通貨(47ロット)と、前月から変わらず。平均取引量は1~3月の平均47.3ロットにほぼ並び、個人投資家のリスク許容度が持ち直し傾向にあることを示唆した。
USD/JPY(米ドル/円)であれば、1ロットあたり6,300円の必要保証金(12/15時点、法人口座除く)がかかるため、1注文を47ロットとすれば、1注文あたりの必要保証金額は約29万6,100円となる。TRY/JPY(トルコリラ/円)であれば、1ロットあたり200円の必要保証金(12/15時点、法人口座除く)がかかるため、1注文を47ロットとすれば、1注文あたりの必要保証金額は9,400円となる。
※現在の取引保証金額はコチラで参照いただけます。

図4.平均取引数量
口座の開設期間
取引をしたFX投資家の口座開設後の期間は、平均125カ月(10年5カ月)と、前月から横ばい。

図5.口座開設期間
FX投資の年齢分布
FX投資家を年代別に見ると、50代が32.5%でトップ。次に40代が29.3%で続き、以下、60代の15.6%、30代の11.4%と続いた。ミドル・シニア世代が7割を超える状態は変わっていない。

図6.取引参加者の年齢構成
FX口座開設者動向
新規にFX口座を開設した投資家は、30代が26.4%でトップとなり、その次は40代の25.6%、50代の21.1%、20代の13.9%となった。

図7.口座開設者の年齢構成
まとめ
2025年11月のUSD/JPY(米ドル/円)は152.81~157.89円で推移し、月間で約1.4%上昇。序盤は米景気不透明感からUSD(米ドル)売りが先行したが、米つなぎ予算成立見通しやFRB要人の利下げ慎重姿勢を背景に反発。片山財務相の発言でJPY(円)買い介入懸念が後退すると157円台へ上伸し、米雇用統計を受けて10カ月ぶり高値を記録した。その後はNY連銀総裁の利下げ発言や日銀の利上げ観測でUSD/JPY(米ドル/円)が反落したが、155円台では底堅さを維持した。
本邦の拡張的財政懸念に伴うJPY(円)安の流れに修正が入り、10月にJPY(円)を買っていた投資家にとって利益を確定する機会となった。日米の金融政策に対する方向性が定まらず、FX個人投資家はポジション構築に苦慮したものの、全体的にはレンジの中での取引となった。これがかえって、個人投資家には短期売買で収益を積み上げやすい環境が続いたと見られる。
※過去の調査結果は、マネ育ch( https://www.gaitame.com/media/ )よりご参照ください。
「投資家調査」カテゴリー
https://www.gaitame.com/media/archive/category/FX%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6%E8%AA%BF%E6%9F%BB
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