【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
日本 大規模金融緩和維持となるか
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
南ア・トルコ 政策金利に注目
北米(米国・カナダ)
重要イベント
7/18◎ゴールドマン・サックス4-6月期決算
7/18◎IBM4-6月期決算
7/19◎ネットフリックス4-6月期決算
7/20◎カナダ6月消費者物価指数
7/20◎テスラ4-6月期決算
7/21☆米新規失業保険申請件数
7/22◎カナダ5月小売売上高
7/22◎ツイッター4-6月期決算
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
米連邦公開市場委員会(FOMC)前のブラックアウト期間に入るため、米金融政策当局者の発言はストップします。重要経済指標の発表もほとんどありません。一方で、米企業の4-6月期決算発表が佳境を迎えます。大幅利上げ観測で軟調な展開が続く米国の株式市場の動きに注目です。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
7/19◎英6月雇用統計
7/19◎ユーロ圏6月消費者物価指数・改定値
7/19☆ベイリーBOE総裁講演
7/20☆英6月消費者物価指数
7/21☆ECB政策金利
7/21☆ラガルドECB総裁会見
7/22◎英6月小売売上高
7/22☆英7月製造業PMI・速報値
7/22☆英7月サービス業PMI・速報値
7/22☆独7月製造業PMI・速報値
7/22☆独7月サービス業PMI・速報値
7/22☆ユーロ圏7月製造業PMI・速報値
7/22☆ユーロ圏7月サービス業PMI・速報値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
欧州中銀(ECB)は政策金利のひとつである預金ファシリティ金利を-0.50%から-0.25%に引き上げると見られています。次回9月会合以降、どんなペースで利上げを続けるのかについて市場の関心が集まっています。そのほか、欧州のスタグフレーション懸念がくすぶる中、各国の7月購買担当者景気指数(PMI)の結果にも注目です。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
7/18☆NZ4-6月期消費者物価指数
7/19☆RBA議事要旨
7/21◎NZ6月貿易収支
7/21☆日銀金融政策決定会合
7/21☆黒田日銀総裁会見
7/21☆日銀展望レポート
7/22☆日本6月消費者物価指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
円安が止まらない中、20-21日の日銀金融政策決定会合に注目が集まるでしょう。展望レポートでは物価見通しを引き上げた上で、成長見通しを引き下げると見られており、現行の大規模金融緩和を維持する見通しです。金融引き締めを進める海外中銀との温度差が改めて円売りを誘うことになるかもしれません。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
7/20◎南ア6月消費者物価指数
7/21☆南ア中銀政策金利
7/21◎トルコ中銀政策金利
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
南アフリカ中銀は高止まりするインフレに対応するため、政策金利を4.75%から5.25%に引き上げると見られています。トルコ中銀は超が付く高インフレ下でも政策金利を14.00%に据え置く公算です。どちらもインフレ調整後の実質政策金利はマイナス圏ですが、トルコの実質政策金利は常識では考えられないマイナス65%近くに達しています。
新興国のイベント
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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