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FX/為替「ドル/円 米長期金利睨みの展開続く」 外為トゥデイ 2022年5月16日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年5月16日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼13日(金)の為替相場
(1):日銀総裁 改めて金融政策正常化を否定
(2):欧州中銀副総裁 早期金融引き締め否定せず
(3):ミシガン大消費者信頼感 11年8月以来の低水準

▼13日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:米長期金利睨みの展開続く/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

13日(金)の為替相場

期間:13日(金)午前6時10分~14日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀総裁 改めて金融政策正常化を否定

仲値公示に向けたドル買い観測や日本株の上昇に加え、時間外取引の米長期金利の上昇を受けてドル高・円安が進行。前日のリスク回避ムードが後退する中、クロス円もドル/円の上昇に連れて買い戻しが強まった。なお、鈴木財務相は「為替や物価の動向を緊張感を持って注視」「通貨当局と緊密に意思疎通して、政府として適切に対応」などと発言。また、黒田日銀総裁は「大量の国債購入の副作用はあり得るが、大幅な金融緩和は必要」「金利を上げると景気が悪くなる」として、金融政策の正常化に改めて否定的な考えを表明した。

(2):欧州中銀副総裁 早期金融引き締め否定せず

ユーロ圏3月鉱工業生産は前月比-1.8%と、予想(-2.0%)ほどには低下しなかったが、2020年5月以降で最高の落ち込みとなった。ただ、欧州中銀のデギンドス副総裁は「ユーロ圏でリセッションの兆候は見えない」「7月の利上げは今後の状況次第」と述べて早期の金融引き締めを否定しなかった。

(3):ミシガン大消費者信頼感 11年8月以来の低水準

米5月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値は59.1と市場予想(64.0)を下回り、2011年8月以来の低水準となった。米消費者の1年先インフレ期待は5.4%と、3カ月連続で約40年ぶりの高水準にとどまった。ドルの反応は限定的で、米国株が上げ幅を拡大する中、円売りが優勢となった。

13日(金)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:米長期金利睨みの展開続く

13日のドル/円は米長期金利の持ち直しを背景に129円台を回復。前日に127円台半ばまで下落した反動もあって一時129.46円前後へと上昇した。なお、前日に一時2.81%台まで低下した米10年債利回りは、米国株が反発する中で2.94%付近まで持ち直した。

足元のドル/円は、米長期金利の不安定な動きに振り回される展開が続いており、週明けの本日も米10年債利回りから目が離せない状況となりそうだ。そうした中、日足ボリンジャーバンドの±1シグマ(128.02~130.32円前後)が本日のレンジの目安として有効だろう。

注目の経済指標

注目のイベント

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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