シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート小幅に増加】
10月26日時点で円のポジションは、ドルに対して10.7万枚の売り越し（ネットショート）。
ロングが小幅に取り崩されたことで、ネットショートは前週より0.4万枚増加。
期間中のドル/円相場は、本邦実需のドル買い観測などから2017年11月以来の高値となる114.70円付近まで上伸したがその後は114.00円台を挟んでもみ合う展開となった。
そうした流れの中、投機筋は円買いポジションの一部手仕舞いを迫られたと考えられる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットショート横ばい】
10月26日時点でユーロのポジションは、ドルに対して1.1万枚の売り越し（ネットショート）。
ロング・ショートいずれも僅かにポジションを積み増した結果、ネットショートは前週から0.1万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場は、1.16ドル台から1.15ドル台へと弱含む展開。
そうした方向感のない動きの中、投機筋の動きはポジションの調整が主流だったようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロング増加】
10月26日時点でポンドのポジションは、ドルに対して1.5万枚の買い越し（ネットロング）。
ショートがポジションを大幅に削ったことでネットロングは前週から1.3万枚増加。
期間中のポンド/ドル相場は、英中銀（BOE）の早期利上げ期待などを背景に約1カ月ぶりに1.38ドル台を付ける場面があった。
投機筋のショートカバー（売り方の買戻し）がこの上昇を主導した可能性が高い事が窺える。
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ＩＭＭポジション
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