シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング6週連続減少
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットロング一段と増加】
11月3日時点で円のポジションはドルに対して2.8万枚の買い越し(ネットロング)。
積み増しされたロングに対し、ショートがポジション縮小に動いたことで、ネットロングは前週から1.0万枚増加。
期間中のドル/円相場はリスク回避のドル買い・円買いが拮抗したほか、米大統領選を控えた様子見ムードから、104円台の限られたレンジで推移。
ただ市場にバイデン氏勝利を見越した動き(株高・金利上昇・ドル安)が出始めたこともあり、投機筋は円の先高観を強めたと考えられる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング6週連続減少】
11月3日時点でユーロのポジションはドルに対して14.0万枚の買い越し(ネットロング)。
積み増しされたショートに対し、ロングがポジションを縮小した事で、ネットロングは前週から1.5万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場はストレートドルでリスク回避のドル買いが強まった影響などから、7月24日以来となる1.162ドル台まで一段安の展開。
欧州各国での新型コロナ感染再拡大なども相まって、投機筋の間でユーロ先高観測が後退しつつある模様。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショート小幅増】
11月3日時点でポンドのポジションはドルに対して1.1万枚の売り越し(ネットショート)。
横ばいのショートに対し、ロングがポジションを取り崩した結果、ネットショートは前週から0.5万枚増加。
期間中のポンド/ドル相場は英国のロックダウン再開やBOEの追加緩和観測などが重しとなり、じり安で推移。
そうした流れの中で一部の投機筋はポンドロングを手放さざるを得なかった模様。
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IMMポジション
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