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「ルーブル/円は瞬間的な値動きで首位」FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング 2020年10月19日~10月23日

FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキングタイトル


外為どっとコムのFX取引口座『外貨ネクストネオ』の一週間の取引データ「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」をランキング表示した。

集計期間:
2020年10月19日~10月23日の営業日

▼変動率ランキング
ルーブル/円は瞬間的な値動きで首位


▼スワップポイント累計ランキング
ユーロ/トルコリラ(売)が3連続首位


▼取引高ランキング
大きな変動なく

変動率ランキング:ルーブル/円は瞬間的な値動きで首位

期間中の為替相場は、全体的に方向感のない相場であった。そんな中、変動率1位はロシアルーブル/円だった。前週の第2位から返り咲き、他通貨ペアと比べて唯一の変動率4%台となった。しかし、変動率首位の要因となった22日昼過ぎの急落(1.35円台から1.32円台へ)は一時間ほどで元の水準に戻り、瞬間的な値動きだったといえよう。23日にはロシア中銀の政策金利据え置きが発表され、低位ながら底堅く推移している。

注目のトルコリラは、引き続きリラ安となった。利上げが予想された22日の金融政策決定会合では、予想外となる金利据え置きとなった。これに対し、特にユーロで顕著に反応し、9.22台から9.43台へユーロ高・リラ安になった。

ポンドについては、意外なほど静かな値動きが続いている。と言うのも、EUとの通商交渉について英国が定めた期限を過ぎ、市場が悲観のポンド売りを行ってもおかしくないためだ。交渉について完全に決裂したわけではなく、22日には交渉再開と報じられている。交渉期限は11月中旬がとされている。

ドル/円は変動率1.34%の22位になった。21日に中国人民元が対ドルで約2年3カ月ぶりの高値を付けた事が対円でもドル安を進行させ、104.30円台へ円高となった。

集計期間中、2%を超える変動があったのは集計対象30通貨ペアのうち11通貨ペアと、前回の6つから増加した。その内3%以上の変動幅を記録した通貨ペアは1つで、こちらは前回の2つから減少した。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 RUB/JPY 4.09% 1.375 1.321
2 EUR/TRY 2.77% 9.4578 9.2027
3 USD/TRY 2.71% 7.9756 7.7654
3 TRY/JPY 2.71% 13.439 13.085
5 SEK/JPY 2.37% 12.084 11.804
6 NZD/USD 2.32% 0.67041 0.65521
7 NOK/JPY 2.25% 11.449 11.197
8 GBP/USD 2.15% 1.3177 1.28993
9 EUR/AUD 2.08% 1.68267 1.64846
10 ZAR/JPY 2.03% 6.477 6.348
10 EUR/NZD 2.03% 1.80202 1.7662
12 AUD/USD 1.97% 0.71587 0.70204
13 MXN/JPY 1.83% 5.021 4.931
14 GBP/AUD 1.81% 1.85268 1.81966
15 AUD/CAD 1.55% 0.93889 0.92456
16 EUR/USD 1.52% 1.18805 1.17029
17 EUR/GBP 1.51% 0.91471 0.90109
18 USD/CHF 1.49% 0.91648 0.903
19 CAD/JPY 1.40% 80.504 79.394
20 CHF/JPY 1.35% 116.582 115.029
20 HKD/JPY 1.35% 13.634 13.453
22 USD/JPY 1.34% 105.744 104.341
22 CNH/JPY 1.34% 15.871 15.661
24 EUR/JPY 1.32% 124.996 123.365
25 NZD/JPY 1.31% 70.153 69.249
26 GBP/JPY 1.25% 137.662 135.956
27 SGD/JPY 1.05% 77.86 77.049
28 AUD/JPY 1.03% 74.945 74.183
29 USD/CAD 0.94% 1.32031 1.30803
30 AUD/NZD 0.82% 1.07299 1.0643

 

スワップポイント累計ランキング:ユーロ/トルコリラ(売)が3連続首位

期間中のスワップポイントを合算した本ランキングは、先週に続き、ユーロ/トルコリラ(売)がスワップポイントで第1位となった。ランク外になることも少なくない同通貨ペアだったが、このところ安定して首位を守っている。変動率第1位のロシアルーブル/円が次ぐ形となった。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。RUB/JPYは100万通貨あたり。左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 EUR/TRY 1035 50,000
2 RUB/JPY 840 90,000
3 CNH/JPY 480 70,000
4 USD/TRY 448 43,000
5 ZAR/JPY 430 30,000
6 MXN/JPY 420 20,000
7 EUR/USD 121 50,000
8 TRY/JPY 107 6,000
9 EUR/NZD 106 50,000
10 EUR/GBP 95 50,000
11 EUR/AUD 87 50,000
12 HKD/JPY 70 60,000
13 NOK/JPY 70 50,000
14 USD/CHF 63 43,000
15 EUR/JPY 56 50,000
16 USD/JPY 48 43,000
17 CHF/JPY 35 47,000
18 GBP/AUD 16 56,000
19 GBP/JPY 12 56,000
20 AUD/JPY 7 31,000
21 AUD/USD 0 31,000
22 CAD/JPY 0 33,000
23 GBP/USD 0 56,000
24 NZD/JPY 0 29,000
25 NZD/USD 0 29,000
26 USD/CAD -75 43,000
27 AUD/CAD -76 31,000
28 AUD/NZD -78 31,000
29 SGD/JPY -80 32,000
30 SEK/JPY -150 50,000

 

取引高ランキング:大きな変動なく

期間中の取引高ランキングは、上位に大きな変動はなかった。トルコリラ/円が第9位に順位を上げている。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 MXN/JPY 2
3 GBP/JPY 3
4 AUD/JPY 4
5 EUR/JPY 5
6 EUR/USD 6
7 GBP/USD 7
8 ZAR/JPY 8
9 TRY/JPY 11
10 AUD/USD 10
11 NZD/JPY 9
12 EUR/AUD 14
13 GBP/AUD 12
14 EUR/GBP 13
15 CAD/JPY 16
16 RUB/JPY 15
17 CNH/JPY 18
18 CHF/JPY 20
19 NZD/USD 17
20 USD/CHF 19
21 EUR/NZD 23
22 AUD/NZD 21
23 USD/CAD 22
24 EUR/TRY 26
25 USD/TRY 25
26 AUD/CAD 27
27 HKD/JPY 28
28 NOK/JPY 24
29 SEK/JPY 29
30 SGD/JPY 30

まとめ

集計週は変動率が低く、全体的に方向感がなかった。今週は、いよいよ目前となった米大統領選の行方を注視したい。10月22日に開かれた討論会では、前回ほどの混乱はなく、市場の反応も限られた。納税に対する疑惑、ロシアとのつながりに関する疑惑など、各陣営の選挙活動が市場へサプライズを及ぼす可能性は排除できない。調査会社による支持率はバイデン候補が優位なまま進んでいるが、果たして結果は。

また、米国内総生産(GDP)や、ラガルドECB総裁の定例会見で金融緩和に関する発言があるか、そしてオーストラリアの7-9月期消費者物価指数などをチェックしておきたい。

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