
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2026年3月2日 19時00分
日本 10–12月期設備投資(前年比)|8:50発表
設備投資は、企業の先行き判断や景気の強さを示す重要指標で、GDPの先行きにも直結します。特に日本では、製造業の投資動向が景気循環を左右しやすく、為替市場でも注目度の高いデータです。
発表数値の確認
- 前回(7–9月期):2.9%
- 予想(10–12月期):3.0%
わずかながら伸びが加速し、企業の投資姿勢が底堅さを維持していることが示されました。
注目ポイント
今回の焦点は、世界的な製造業の減速が続く中で、日本企業がどの程度投資姿勢を維持できているかという点にあります。製造業では半導体や自動車関連の回復や、非製造業では人手不足を背景とした省力化投資やデジタル化投資が続いているかが重要です。
FX視点
予想通りの結果(3%前後)
企業投資が底堅いことは日本経済にとってプラス材料ですが、サプライズは小さく、為替への影響は限定的です。円買い材料としては弱く、ドル円は既存のトレンド(米金利動向)に左右されやすい展開が続きます。
強い結果だった場合(4%以上など)
企業の投資意欲が想定以上に強いと判断され、円買い方向に反応しやすくなります。ただし、為替の主導権は依然として米金利にあるため、ドル円の下落は限定的となる可能性があります。
弱い結果だった場合(2%割れなど)
投資の鈍化は日本経済の減速懸念につながり、円売り方向に働きやすくなります。特に、日銀の正常化期待が後退する場合、ドル円は上方向に振れやすくなります。
イギリス 春季予算案|21:30発表
春季予算案は、英国政府が年央に行う財政・経済のアップデートで、「中間報告」の性格が強いイベントです。経済見通し・財政状況・税制方針の方向性を確認する重要な機会であり、今回は財政ルールの達成度に関する正式評価は行われない予定です。ただし、英国経済の先行きに対する市場の信頼感を左右する材料となるため、内容次第ではポンド相場が動きやすい局面も考えられます。
注目ポイント
今回の春季予算案の焦点は、英国経済が減速懸念を抱える中で、政府がどの程度財政余力を確保しつつ景気を下支えする姿勢を示すかという点にあります。特に注目されるのは以下の要素です。
- OBRの成長率・インフレ・財政赤字の見通し(英国の財政健全性が改善しているかを市場が注視)
- 税制・支出に関する「変更なし」の姿勢が維持されるか(スターマー首相は「大きな政策変更は年1回に限定」と表明)
- 企業支援策の継続性(中小企業向けの融資枠拡大など、景気下支え策が継続するか)
FX視点(ポンド)
予想どおり大きな政策変更がない場合
OBRの見通しも想定内であれば材料不足となり、ポンドは方向感を欠きやすくなります。この場合、市場の関心は再び米金利や欧州指標へ移り、GBP/USD・GBP/JPYともに値動きは限定的です。
財政改善や成長見通しの上方修正などポジティブな内容が示された場合
英国経済の底堅さが意識され、将来的な減税余地への期待も高まります。こうした環境ではポンド買いが入りやすく、特にGBP/JPYは上昇方向に反応しやすくなります。
成長見通しの下方修正や財政悪化が示される場合
英国経済の弱さが意識され、財政余力の不足が懸念されます。英国債利回りが低下しやすくなることでポンド売りが優勢となり、GBP/JPYは下方向に振れやすい展開が想定されます。

※Bloombergのデータを基に作成
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