
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2026年2月10日 19時00分
【2/11(水)】:アメリカ雇用統計ほか
10:30 中国 1月CPI(前年比)
【前回】0.8% 【市場予想】0.4%
■ 注目ポイント
中国経済は根強いデフレ圧力に直面しています。2025年通年CPIは前年比 (0.0%) と16年ぶりの低水準でした。政府は内需拡大策を推進していますが、不動産不況や雇用不安による消費マインドの冷え込みが回復を阻んでいます。1月指数も企業の価格競争が続く中、需要不足による物価下押し圧力が依然として強く、前回から大幅に鈍化するとの見方が大勢です。
■ FX視点(市場の反応)
予想(0.4%)を上回る場合: 景気刺激策の浸透とデフレ脱却への期待が強まります。不透明感が和らぎ、リスクオンの動きから豪ドル等の資源国通貨が買われる可能性があります。
予想(0.4%)を下回る場合: デフレ深刻化が懸念され、当局による追加緩和への期待が高まります。中国経済と密接な豪ドルの重石となるほか、安全資産(円・米ドル)へ資金が向かう可能性があります。
22:30 アメリカ 1月 非農業部門雇用者数変化
【前回】5.0万人 【市場予想】6.8万人
■ 注目ポイント
1月の米雇用市場は、季節要因や年初の採用計画が反映される重要な局面です。前回の5万増と雇用創出のペースの鈍さが意識されました。今回は前回から増加が見込まれていますが、労働需要の冷え込みが顕著になれば、FRBによる早期利下げ期待が再燃します。景気後退懸念を払拭する勢いがあるか、あるいは賃金上昇を伴いインフレ圧力を維持するかが、ソフトランディングの成否を占う鍵となります。
■ FX視点(市場の反応)
予想(6.8万人)を上回る場合: 労働市場の強さが再確認され、高金利維持の観測が強まります。日米金利差の拡大が意識され、ドル買い(ドル高)が進む可能性があります。
予想(6.8万人)を下回る場合: 景気減速への警戒から早期利下げ期待が強まり、米長期金利が低下します。これに伴いドル売り(ドル安)の反応が出やすく、主要通貨に対しドルが軟化する可能性があります。
【2/12(木)】:アメリカ 新規失業保険申請件数ほか
16:00 イギリス 7-9月期GDP速報値(前期比)
【前回】0.1% 【市場予想】0.2%
■ 注目ポイント
英国経済はインフレ鈍化と賃金上昇を背景に緩やかな回復基調にありますが、勢いは限定的です。前回 (0.1%) 増は、それまでの力強い回復から一転して減速が鮮明となった数字でした。 焦点は、サービス部門の底堅さが製造・建設業の不振を補えるか、また政府予算案への不透明感が投資を抑制していないかです。予想の (0.2%) はわずかな加速を見込んでいますが、下振れればBOE(英中銀)による追加利下げ議論が加速する可能性があります。
■ FX視点(市場の反応)
予想(0.2%)を上回る場合: 経済の回復力が想定より強いと判断され、早期利下げ観測が後退します。これによりポンド買い(ポンド高)の反応が予想されます。
予想(0.2%)を下回る場合: 景気減速への警戒が強まり、追加利下げ期待が高まります。ポンド売り(ポンド安)が進みやすく、対ユーロ等で弱含む可能性があります。
22:30 アメリカ 新規失業保険申請件数
【前回】23.1万件 【市場予想】22.4万件
■ 注目ポイント
新規失業保険申請件数は、米国の雇用市場の悪化をいち早く察知するための「先行指標」として注目されます。前回の23.1万件は、歴史的な低水準圏内にはあるものの、緩やかな増加傾向が意識されました。
今回の市場予想(22.4万件)は、労働市場の底堅さが維持されるとの見方を示していますが、年初の季節的な人員整理や企業の採用抑制が顕在化すれば、予想を上回る(悪化する)リスクもあります。FRBが利下げのタイミングを慎重に探る中、申請件数の増加が続けば、景気冷え込みへの懸念から金融政策の転換を促す材料となります。
■ FX視点(市場の反応)
市場予想(22.4万件)を下回る場合(=雇用が強い):
米労働市場の健全性が示され、早期利下げ観測が後退します。米長期金利の上昇を伴い、ドル買い(ドル高)が進む可能性があります。
市場予想(22.4万件)を上回る場合(=雇用が弱い):
労働市場の緩和が進んでいると判断され、早期利下げへの期待が高まります。ドル金利の低下からドル売り(ドル安)に振れやすくなります。

※Bloombergのデータを基に作成
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