本日のNY為替市場のドル円は、米12月小売売上高を見極めつつ、米債券市場の動向を注視していく展開となる。
12月米小売売上高は前月比+0.4%、自動車を除くと前月比+0.4%と予想されており、現状のドル軟調地合いの状況では、予想を下振れるネガティブサプライズに警戒しておきたい。
ドル円の一目均衡表でのテクニカル分析では、雲の中で軟調に推移しており、上限の156.27円や下限の154.72円を念頭に置きながら、下放れの可能性に警戒しておきたい。
昨日は、中国当局が国内金融機関に対し、米国債の保有を抑制するよう指示したとの報道を受けて、米国債やドルは軟調に推移した。
中国当局は、中国国内大手銀行に対して米国債の購入を制限するよう指示したほか、米国債の保有比率が高い銀行に対しては減らすよう求めた、とのことである。しかし、中国政府による米国債保有については適用対象外らしい。
中国は2013年のピーク時には、1兆3167億ドルの米国債を保有していたが、米中対立などで減らし続けており、直近では6826億ドルまで半減している。
先日、トランプ米政権によるデンマーク自治領グリーンランド領有の意向が高まったことに対抗して、デンマークの年金基金が、保有する米国債を売却する意向を示しており、ドル離れの動きには警戒しておきたい。
本日は、今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するハマック米クリーブランド連銀総裁やローガン米ダラス連銀総裁の講演が予定されており、今週発表される1月の雇用統計や消費者物価指数(CPI)を控えて、雇用や物価情勢など金融政策への言及に注目しておきたい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、156.27円(日足一目均衡表・雲の上限)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、154.72円(日足一目均衡表・雲の下限)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
