
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2025年9月30日 19時00分
【10/1(水)】:日銀短観、米つなぎ予算期限、米ADP・ISM製造業ほか
・8:50 日本 3Q短観 大企業製造業
【前回】13 【市場予想】14
ポイント:
大企業・製造業の業況判断DIは、2四半期ぶりに改善しました。底堅い設備投資に支えられ、7〜9月期もDIは+1改善する見込みです。大企業・非製造業は34と、直近の高値圏で横ばいながらも、万博効果により底堅い推移が見込まれます。ただ、エコノミストの見方は、それでも見通しへの不透明感がまだ強いため、日銀が10月の利上げを決断するには至らないとの見方が優勢です。
FX視点:
・見通しが大きく改善すれば、日銀の追加利上げへの期待が高まり、円高要因となる可能性があります。
・結果が想定内であれば、OIS(オーバーナイト・インデックス・スワップ)市場で68%程度織り込まれている10月の利上げ期待が後退し、円の上値を抑える可能性があります。
・13:00 アメリカ つなぎ予算期限
【前回】-- 【市場予想】--
ポイント:
29日、トランプ大統領は与野党の議会指導部と会合を持ったが、合意には至っていません。バンス副大統領は協議後、政府閉鎖に向かう可能性が高いとの見解を示しています。また、労働省は、政府機関が閉鎖された場合、経済統計の公表を停止するとしているほか、商務省も国内総生産(GDP)統計などの経済指標の発表を停止するとしています。管制官や保安官の欠勤の影響で航空便の遅延など、経済への影響も懸念されます。
FX視点:
・ある程度織り込んでいるとみられるが、リスク回避の流れが意識されて、円買いの動きが強まる危険があります。
・土壇場で合意に至れば、リスク回避の巻き戻しから円が反落する可能性はあります。
・21:15 アメリカ 9月ADP雇用統計(人)
【前回】54000 【市場予想】51000
ポイント:
8月は5.4万人と、7月の10.6万人から伸びの勢いが半減し、雇用市場の減速傾向が示唆されました。ただし、すべての分野で雇用は増加しており、米経済の成長がバランスよく進んでいる様子もうかがえます。
FX視点:
・雇用の底打ち感が示されれば、安心感から米ドルが買い戻される可能性がある
・弱い結果となれば、米雇用市場のさらなる減速懸念から、米ドル安の流れが強まる可能性がある。
・23:00 アメリカ 9月ISM製造業景況指数
【前回】48.7 【市場予想】49.0
ポイント:
8月のISM製造業景況指数は48.7と7月の48.0から改善しましたが、6カ月連続で景気縮小圏にとどまっており、製造業の景況感回復は進展していません。関税の影響に関連する不確実性が後退するまでは、製造業の低迷が続く可能性が見込まれています。
FX視点:
・50を超えれば、米利下げ期待の緩和から米ドルの買い戻しが進展する可能性があります。
・市場予想を下回れば、FRBの利下げ期待から米ドルの上値を抑える材料となる可能性があります。

※Bloombergのデータを基に作成
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