
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2025年9月3日 19時30分
【9/4(木)】:豪貿易収支、米ADP/ISMサービスほか
・10:30 オーストラリア 7月貿易収支
【前回】53.65億豪ドル 【市場予想】49.00億豪ドル
ポイント:
2025年6月の豪州の貿易収支は、季節調整済みの財(モノ)の貿易収支で53.65億豪ドルの黒字でした。金、石炭、食肉などの輸出が伸びたことが黒字幅の拡大につながりました。黒字幅の拡大が続けば、オーストラリア経済を支える材料になります。
FX視点:
貿易黒字が拡大すれば、RBAの利下げ期待が少し緩和され、豪ドルを支える一方、黒字幅の縮小は豪ドルの上値を抑える可能性があります。
・21:15 アメリカ 8月ADP雇用統計
【前回】10.4万人 【市場予想】6.8万人
ポイント:
7月の雇用者数は10.4万人となり、直近の低下基調からの反発が示されました。レジャーや金融業種、中規模・大規模企業を中心に雇用が増加し、前向きな材料と受け止められました。新規失業保険申請件数は低位で安定しているため、8月も雇用拡大が見込まれますが、失業保険の継続受給者数が高止まりしていることから、雇用の伸びは緩やかにとどまると見られます。
FX視点:
5日の雇用統計(NFP)との月ごとの連動性はそれほど高くないため、結果に対する反応は限定的となる可能性がありますが、結果の強弱には素直に反応すると見られます。
・23:00 アメリカ 8月ISM非製造業景況指数
【前回】50.1 【市場予想】50.9
ポイント:
7月の指数は50.1となり、6月の50.8から低下しました。関税の影響により、景気の先行きに対する不透明感が企業心理を圧迫しました。さらに、仕入れ価格指数が3年ぶりの大幅上昇となり、サービス部門のインフレ圧力が懸念されました。今月は、各地区連銀の調査結果にばらつきが見られたものの、全体的には持ち直しへの期待が優勢となっています。また、年内の利下げ回数を見通すうえで、仕入れ価格指数の動向には注意が必要です。
FX視点:
ヘッドラインの強弱に対する反応の後、構成項目である仕入れ価格や雇用指数の強弱を確認し、ドル相場が2段階で動く可能性があります。

※Bloombergのデータを基に作成
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