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ドル円午前の為替予想、FOMC受け149円台回復 日銀会合と米PCEに注目 2025/7/31

午前の為替予想は… FOMC受け149円台回復 日銀会合と米PCEに注目

作成日時 :2025年7月31日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 中村勉

ドル円予想レンジ

148.500-150.800円

前日の振り返りとドル円予想

昨日のドル/円は終値ベースで約0.7%上昇。米7月ADP全国雇用者数や米4-6月期国内総生産(GDP)・速報値が市場予想を上回る強い結果となると約2週間ぶりに149円台に乗せた。米連邦公開市場委員会(FOMC)は予想通り政策金利を4.25-4.50%に据え置いたが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が早期利下げに慎重な姿勢を示したことでドル買いが強まり、4月2日以来となる149.53円前後まで上値を伸ばした。
本日は日銀金融政策決定会合(2日目)が開催され、会合後に金融政策が発表される。政策金利は据え置かれる公算が大きい。日米貿易交渉が合意に至り、先行き不透明感が和らぐ中で、植田日銀総裁が次の利上げに関してどのような見解を示すか注目されている。なお、市場は日銀が年内に25bp(0.25%ポイント)の追加利上げを行う可能性を約7割とみている。植田総裁の発言が想定よりもハト派的と捉えられた場合は、日米金利差が拡大し、ドル/円は約4カ月ぶりに150円台に乗せる可能性もありそうだ。そのほか、NY時間には米6月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が発表される。市場予想は前年比+2.5%となっている(前回+2.3%)。FRBが重視するインフレ指標なだけに、市場予想を上回った場合にはドルの一段高につながることも考えられる。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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