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ドル円午前の為替予想、米関税問題は一巡 焦点は再び財政問題と景気減速懸念へ 2025/5/30

午前の為替予想は… 米関税問題は一巡 焦点は再び財政問題と景気減速懸念へ

作成日時 :2025年5月30日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉

ドル円予想レンジ

142.800-144.800円

前日の振り返りとドル円予想

昨日のドル/円相場は約0.5%下落。米国際貿易裁判所がトランプ大統領の関税政策の大部分を違法と判断したことで146.27円前後まで上昇したが、トランプ政権がすぐに控訴し法廷で徹底的に争う姿勢を示すとともに、ほかの権限を使ってでも関税政策を推し進める考えを示したことでドルの買戻しは続かなかった。また市場では米財政問題への懸念が根強いとともに、この日発表された米経済指標が軒並み弱い結果だったことも相まって143円台まで下押しする場面も見られた。
トランプ関税の差し止めに関する市場の反応は一巡したと見てよいだろう。市場の関心は米国の財政問題及び、景気動向に移っている。現在上院で審議されている大型の税制・債務法案が財政赤字を大幅に拡大するとの懸念がドル/円の上値を抑える要因となろう。また本日は米4月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が発表される。先行指標となる米4月生産者物価指数が鈍化していたことから、市場はトランプ関税の影響はまだ物価に反映されていないと予想している。仮に4月PCEデフレーターが予想に反し前月から加速していた場合でも、利上げ期待には繋がりにくいと見られ、むしろ米国の景気悪化懸念が強まることでドル売りの反応となる可能性があろう。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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