
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2024年7月19日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼18日(木)の為替相場
(1):豪雇用者数大幅増加
(2):英平均賃金は予想通り伸びが鈍化
(3):ECB 予想通り金利を据え置き
(4):フィラデルフィア連銀製造業景気指数 大幅に上昇
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:不安定な動きが続きそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
18日(木)の為替相場
期間:18日(木)午前6時10分~19日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪雇用者数大幅増加
豪6月雇用統計は新規雇用者数が5.02万人増と市場予想(2.00万人増)を上回った。失業率は予想通りに4.1%へ上昇(前回4.0%)した。
(2):英平均賃金は予想通り伸びが鈍化
英3-5月ILO失業率は4.4%と予想通りに2-4月から横ばいだった。英3-5月週平均賃金(除ボーナス)は前年比+5.7%と予想通りに2-4月の+6.0%から伸びが鈍化した。また、英6月失業率は4.4%で前月の4.3%から上昇。同失業保険申請件数は3.23万件と前月の5.19万件から減少した。
(3):ECB 予想通り金利を据え置き
欧州中銀(ECB)は予想通りに主要政策金利を4.25%に据え置いた。物価目標2%の達成に向けて「必要な限り政策金利を高い水準にとどめる」との声明も維持した。ラガルド総裁は理事会後の記者会見で、成長に対するリスクは「下方に傾いている」とし、前回の理事会で示した「リスクは短期的には均衡している」との表現を修正した。次回9月理事会での利下げの可能性については「ワイドオープン(何も決まっていない)」と述べるにとどめた。
(4):フィラデルフィア連銀製造業景気指数 大幅に上昇
米新規失業保険申請件数は24.3万件と市場予想(22.9万件)を上回り、前週(22.3万件)から増加した。一方で米7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は13.9と前月の1.3から大幅に上昇した(予想2.9)。
18日(木)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:不安定な動きが続きそう
昨日のドル/円は157円台へと反発した。前日17日の大幅安の流れを引き継いで155.36円前後まで下落したが、一巡後は米長期金利の上昇を背景にドルを買い戻す動きが強まった。NY市場では株価の下落などを受けてドル買いが加速。クローズ間際に157.40円前後まで上昇した。この2日間で「3円下げて2円戻した」格好だ。昨日の下髭陽線でひとまず下げ止まった感はあるものの、ここから「あと1円」を埋めるのは容易ではないだろう。本日のドル/円は週末を前に不安定な値動きが続きそうだ。
注目の経済指標:英小売売上高

注目のイベント:FRB高官発言
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神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。
