ドル/円、161円台前半…米国休場で方向感を欠く相場展開か
東京市場のドル/円は、上値の重い展開。前日の経済指標の結果を受けて米利下げ観測が高まったことで、ドル売りが先行すると一時161.14円前後まで弱含みました。その後は、161円台半ばに値を戻しましたが伸び悩んでいます。
本日は、米国の独立記念日でNY株式・債券市場が休場です。また、市場参加者の関心が明日の米6月雇用統計に向かっていると見られることから、ドル/円は161円台を中心に方向感を欠く相場展開となりそうです。他方で、15時から英総選挙の投票が始まっています。政権交代が確実視されておりフランスのように政治リスクが市場を揺るがす可能性は低いと見られています。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、162円を前に伸び悩む動きの中でRSIが下向きとなり上値の重さが窺えます。ただ、移動平均線が強気のパーフェクトオーダーを継続し上昇基調を示しています。調整下落が進んだとしても10日線や前日安値水準である160円台後半では底堅い推移が想定されます。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
7/4(木)
20:30 ECB議事録
23:15 チポローネECB専務理事講演
----- 英総選挙
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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