「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:上昇基調継続・・・10・20・80日移動平均線が上向きを維持しつつ乖離幅を拡大する中で10日線を下値支持とした推移が続いています。そうした中で、146.63円前後まで上伸して年初来高値を更新しました。しかし、8月中旬以降146円台後半で上ヒゲを伸ばして反落する展開が続いています。終値で146円台後半を突破して勢いを加速させることになるか、再び反落となるか注目です。
②4時間足:146円台後半の上値が重い・・・146.50-60円台で伸び悩んでいますが、上昇基調の中で10本移動平均線が下値支持となり底堅く推移しています。146円台後半での戻り売り意欲が強まる中で、明確に突破すればストップロスを巻き込んで勢いよく上昇する可能性があります。そうした動きが出ると147円を目指す可能性も考えられます。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針:押し目買い方針
③相場展開の予想・・・上昇基調が継続する中で押し目買い方針は継続です。146円台後半の上値が重く伸び悩んでいますが、底堅い推移が続く見立てですので押し目買いポイントを見極めていきましょう。
④トレードタイミング・・・以下の60分足を見た際の押し目買いポイントは、浅く見ると146.20円前後、深めに見た場合は145.80円前後となります。また、146.60円を終値で上抜けると147円を視野に入れつつ高値摸索の展開となる可能性があります。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
⑤ポイント解説・・・今夜は米長期金利の動向に注目が集まりそうです。先週のジャクソンホール会議でパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は追加利上げの可能性に含みを持たせたことで日米金利差の拡大が意識されています。そうした中で、米長期金利が大きく動くようだとドル/円にも影響が出てきそうです。
8/28(月)
21:00 メキシコ7月貿易収支
21:00 ナーゲル独連銀総裁、デコス・スペイン中銀総裁、ホルツマン・オーストリア中銀総裁講演
24:30 米2年債入札(450億ドル)
25:30 バーFRB副議長講演
26:00 米5年債入札(460億ドル)
動画で注目ポイントを解説
※お休みいたします。
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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