【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
黒田日銀総裁 最後の会合
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
メキシコのインフレに注目
北米(米国・カナダ)
重要イベント
3/7☆パウエルFRB議長議会証言(上院銀行委)
3/8☆米2月ADP全国雇用者数
3/8◎米1月貿易収支
3/8☆カナダ中銀政策金利
3/8☆パウエルFRB議長議会証言(下院金融委)
3/8◎米地区連銀経済報告(ベージュブック)
3/9☆米新規失業保険申請件数
3/9◎バイデン米大統領、予算教書
3/10◎カナダ2月雇用統計
3/10☆米2月非農業部門雇用者数
3/10☆米2月失業率
3/10☆米2月平均時給
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言と米2月雇用統計が今後の米金融政策を占う上で大きな意味を持つでしょう。3月21-22日の連邦公開市場委員会(FOMC)に向けた重要イベントとして注目を集めそうです。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
3/6◎ユーロ圏1月小売売上高
3/8◎独1月鉱工業生産
3/8◎ユーロ圏10-12月期GDP・確定値
3/8☆ラガルドECB総裁講演
3/10◎独2月消費者物価指数・改定値
3/10◎英1月GDP
3/10◎英1月鉱工業生産
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
ユーロ圏では、インフレが思ったほど低下せず、景気も思ったほど減速しない、という状況で欧州中銀(ECB)は積極利上げをしばらく続ける可能性が高いとの見方が広がっています。ラガルドECB総裁の講演に注目しましょう。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
3/7◎中国2月貿易収支
3/7◎豪1月貿易収支
3/7☆RBA政策金利
3/8☆ロウRBA総裁講演
3/8◎日本1月経常収支/貿易収支
3/9◎日本10-12月期GDP・改定値
3/9☆中国2月消費者物価指数
3/9◎中国2月生産者物価指数
3/10☆日銀金融政策決定会合
3/10☆黒田日銀総裁定例会見
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
9-10日の日銀金融政策決定会合は4月に任期が切れる黒田総裁にとって最後の会合です。一部には退任前にイールドカーブ・コントロール(YCC)政策を撤廃するのではとの見方や、副総裁の任期満了(3月19日)に合わせて退任時期を早めるのではとの観測があります。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
3/7◎南ア10-12月期GDP
3/9◎南ア10-12月期経常収支
3/9◎メキシコ2月消費者物価指数
3/10◎トルコ1月鉱工業生産
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
メキシコでも隣国米国と同様にインフレが予想したほど鈍化しないという展開になるのでしょうか。メキシコ中銀の引き締めスタンスにも大きな影響があると考えられるため9日の2月消費者物価指数(CPI)の結果が注目されます。
新興国のイベント
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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