【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
コロナ対策を巡る中国当局の姿勢は
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
メキシコ中銀 0.75bp利上げか
北米(米国・カナダ)
重要イベント
11/7◎コリンズ米ボストン連銀総裁講演
11/7◎メスター米クリーブランド連銀総裁講演
11/7◎バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
11/8☆米中間選挙
11/9◎ウィリアムズNY連銀総裁講演
11/9◎バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
11/10☆米10月消費者物価指数
11/10☆米新規失業保険申請件数
11/10◎ローガン米ダラス連銀総裁講演
11/10◎メスター米クリーブランド連銀総裁講演
11/10◎ジョージ米カンザスシティー連銀総裁講演
11/11◎米11月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
10日の米10月消費者物価指数(CPI)と11日の米11月ミシガン大消費者信頼感指数で示される期待インフレ率に米国の利上げの道筋を占う上で注目が集まるでしょう。8日の米中間選挙は、結果こそ注目されるものの、直接的に為替相場を大きく動かす材料にはなりにくそうです。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
11/7◎独9月鉱工業生産
11/7☆ラガルドECB総裁講演
11/7◎ユーロ圏財務相会合
11/8◎ユーロ圏9月小売売上高
11/11☆英7-9月期GDP・速報値
11/11◎英9月GDP
11/11◎英9月鉱工業生産
11/11◎EU財務相理事会
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
英国は英中銀(BOE)の金融引き締めと、英政府の財政緊縮化で景気後退が避けられないとの見方が強まっています。11日に発表される7-9月期国内総生産(GDP)・速報値の結果が注目されそうです。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
11/7☆中国10月貿易収支
11/9◎日本9月経常収支/貿易収支
11/9☆中国10月消費者物価指数
11/9◎中国10月生産者物価指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
習近平体制が固まった中国では、ゼロコロナ政策を緩和するのではとの期待が根強いようです。10月貿易収支などの重要統計も発表されますが、それ以上にコロナ対策を巡る中国当局の姿勢が注目されそうです。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
11/9◎メキシコ10月消費者物価指数
11/10☆メキシコ中銀政策金利
11/11◎トルコ9月鉱工業生産
11/11◎メキシコ9月鉱工業生産
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
メキシコ中銀は米連邦準備制度理事会(FRB)と金融政策の歩調を合わせる傾向が強いことで知られています。今回は75bp(0.75%ポイント)の追加利上げが濃厚ですが、次回以降の利上げペース減速を示唆する可能性もあるため注目です。
新興国のイベント
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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