【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼北米(米国・カナダ)
PCEデフレーターが最後のチェックポイント
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
日銀の緩和維持姿勢に変化なし
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
世界の株価動向などがカギ
北米(米国・カナダ)
重要イベント
10/25◎米10月消費者信頼感指数
10/25◎アルファベット7-9月期決算
10/25◎マイクロソフト7-9月期決算
10/26☆カナダ中銀政策金利
10/26◎米9月新築住宅販売件数
10/26◎メタ・プラットフォームズ7-9月期決算
10/27☆米7-9月期GDP・速報値
10/27☆米新規失業保険申請件数
10/27◎アップル7-9月期決算
10/27◎アマゾン7-9月期決算
10/28☆米9月PCEデフレーター
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
28日に発表される米9月PCEデフレーターは米連邦準備制度理事会(FRB)が重要視する物価統計です。11月2日の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げに向けた最後のチェックポイントになる公算です。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
10/24☆独10月製造業PMI・速報値
10/24☆独10月サービス業PMI・速報値
10/24☆ユーロ圏10月製造業PMI・速報値
10/24☆ユーロ圏10月サービス業PMI・速報値
10/24☆英10月製造業PMI・速報値
10/24☆英10月サービス業PMI・速報値
10/24☆英保守党党首選
10/25☆独10月IFO企業景況感指数
10/26◎ドイツ銀行7-9月期決算
10/27☆ECB政策金利
10/27☆ラガルドECB総裁講演
10/28☆独7-9月期GDP・速報値
10/28☆独10月消費者物価指数・速報値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
欧州中銀(ECB)の政策金利発表が27日に予定されています。主要政策金利は1.25%から2.00%へ75bp(0.75%ポイント)引き上げられるとの見方が優勢です。資産売却(量的引締め=QT)を巡るECB内の議論の行方にも注目です。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
10/26☆豪7-9月期消費者物価指数
10/28☆日銀金融政策決定会合
10/28☆黒田日銀総裁会見
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
市場では、日銀が32年ぶりの円安に金融引き締め(緩和の縮小)で対応することはないとの見方が支配的です。今回も日銀の緩和維持姿勢に変化が見られず、円安がさらに進むことになれば、財務省の円買い介入が再び発動される可能性があります。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
10/27◎トルコ9月貿易収支
10/27◎メキシコ9月失業率
10/27◎メキシコ9月貿易収支
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
新興国通貨については、引き続き主要国の景況感が焦点になると見られ、世界の株価動向や資源価格の動きがカギとなるでしょう。
新興国のイベント
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。