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FX/為替「ドル/円、144円台で雇用統計待ちへ」 外為トゥデイ 2022年10月6日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年10月6日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼5日(水)の為替相場
(1):独貿易収支 予想を大幅に下回る
(2):英首相演説
(3):米ADP全国雇用者数 予想上回る
(4):景気後退懸念が和らぎドル/円上昇

▼5日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:144円台中心の動き/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

5日(水)の為替相場

期間:5日(水)午前6時10分~6日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):独貿易収支 予想を大幅に下回る

独8月貿易収支は予想(47億ユーロの黒字)を大幅に下回る12億ユーロの黒字となった。ウクライナ戦争によるエネルギー高騰が影響した。

(2):英首相演説

英国のトラス首相は与党・保守党の党大会で演説し、自らの経済政策を「最後までやり抜く」と言明。「堅実な資金とスリムな国家」を信奉しているとし、財政を「しっかり管理」すると表明したが財政不安は拭えずポンドは軟化した。

(3):米ADP全国雇用者数 予想上回る

米9月ADP全国雇用者数は20.8万件増と予想(20.0万件)を上回った。米給与計算代行ADP社は「今回のデータから雇用の着実な伸びが引き続き見られる」との見解を示した。その後に発表された米8月貿易収支は674億ドルの赤字となり、赤字額は予想(677億ドル)よりも小さかった。

(4):景気後退懸念が和らぎドル/円上昇

米9月ISM非製造業景況指数は56.7と予想(56.0)を上回った。構成指数の新規受注や雇用も底堅く推移した。その後、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は「引き締めペースを緩めるのは非常に困難」などと発言。米国の景気後退(リセッション)を巡る懸念が和らぎ、米連邦準備制度理事会(FRB)が今後も積極的な利上げを続けるとの観測が強まった。米国債利回りが上昇する中、ドル/円は144.84円前後まで上値を伸ばした。

5日(水)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:144円台中心の動き

昨日のドル/円は終値ベースで約0.4%上昇。朝方には143.50円台へ下落する場面もあったが、ドルの下値は堅かった。NY市場では米長期金利の上昇を背景に144.84円前後まで反発。

米9月ADP全国雇用者数と米9月ISM非製造業景況指数がいずれも予想を上回ったほか、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が利上げペースの減速には高いハードルがあるとの認識を示したことが材料視された。

ドル/円は本日も144円台中心の動きになりそうだ。本邦当局による介入警戒感がくすぶる145円台では円売りが弱まる一方、143円台に入れば米利上げ期待からドル買いが強まるだろう。市場は明日発表される米9月雇用統計の結果を見極めたいとのムードに傾きそうだ。

注目の経済指標

注目のイベント

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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