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FX/為替「ドル/円、米小売りとFOMC議事録に大きく反応する可能性」 外為トゥデイ 2022年8月17日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年8月17日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼16日(火)の為替相場
(1):RBA 8月分の議事録を公表
(2):英雇用統計発表
(3):大手邦銀 一部をマイナス金利適用へ
(4):独ZEW期待指数 約14年ぶりの水準に悪化
(5):米経済指標 まちまちの結果

▼16日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:指標結果に大きな反応を示す可能性も/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

16日(火)の為替相場

期間:16日(火)午前6時10分~17日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBA 8月分の議事録を公表

豪中銀(RBA)は8月会合の議事録を公表。「政策委員会は今後数カ月にわたり金融状況の正常化に向けたプロセスでさらなる対応を取る予定だが、既定の軌道上にはない」との考えで一致したことを明らかにした。さらに、「政策委は経済の安定を保ちつつ正常化を目指す。こうしたバランスを実現する道筋は狭く、かなりの不確実性に影響されている」との見解を示した。

(2):英雇用統計発表

英7月雇用統計は、失業率が3.9%で前月と同じだった一方、失業保険申請件数は1.06万件減と減少幅が縮小した(前回2.68万件減)。4-6月の国際労働機関(ILO)基準失業率は3.8%と予想に一致。4-6月の週平均賃金は前年比+5.1%と予想(+4.5%)を上回った。

(3):大手邦銀 一部をマイナス金利適用へ

大手邦銀であるみずほ銀行が、マイナス金利適用の日銀当座預金に約9000億円を預け入れたことが明らかとなった。日銀と海外中銀との金融政策の方向性の違いが改めて意識されて円売りが優勢となった。

(4):独ZEW期待指数 約14年ぶりの水準に悪化

独8月ZEW景況感調査の期待指数は-55.3と予想(-52.7)を下回った。エネルギー価格の高騰による負担が企業と家計を圧迫する中、2008年10月以来の水準に悪化した。同時に発表されたユーロ圏8月ZEW景況感調査は-54.9だった(前月-51.1)。またユーロ圏6月貿易収支は246億ユーロの赤字(季節調整前)となった。

(5):米経済指標 まちまちの結果

米7月住宅着工件数は年率換算144.6万件と予想(152.7万件)を下回った。住宅ローン金利と建設資材価格の上昇が重しとなり2021年2月以来の低水準となった。同建設許可件数は167.4万件と予想(164.0万件)を上回った。

16日(火)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:指標結果に大きな反応を示す可能性も

昨日のドル/円は終値ベースで約0.7%上昇。欧米株高を受けて円売りが優勢となり、一時約1.0%高の134.69円前後まで上伸した。一部大手邦銀がマイナス金利適用の日銀当座預金残高に資金を預け入れたとの報道も円売り材料になったと見られる。

ドル/円は本日も底堅い推移が見込まれるが、NY市場で発表される米7月小売売上高や米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を前に、東京市場ではやや値動きが鈍りそうだ。市場では、ガソリン価格の低下などを背景に米7月小売売上高は前月比+0.1%に伸びが鈍化すると見られている。FOMC議事録についてはインフレ抑制に向けたタカ派姿勢を維持するとの見方が多いようだ。引き続き夏季休暇シーズンで取引に厚みがないため、ドル/円はこれらの結果に思いがけない大きな反応を示す可能性もあろう。

注目の経済指標

注目のイベント

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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