東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に135円台で推移か、日米金利差拡大を想定してドル買い縮小の可能性低い」
17日のドル・円は、東京市場では132円17銭から134円59銭まで反発。欧米市場では134円22銭から135円43銭まで一段高となり、134円99銭で取引終了。本日20日のドル・円は主に135円台で推移か。日米金利差拡大を想定してドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。
主要中央銀行の間で金融引き締めが広がっており、当面利上げはないとみられていたスイス中央銀行も15年ぶりに政策金利を0.5ポイント引き上げた。欧州中央銀行も9月末までに中銀預金金利を0%以上とすることを計画していることから、日本銀行を除く主要中銀の金融引き締めによって世界経済は今年後半にかけて大幅に減速するとの見方が増えている。日本銀行は6月17日開催の金融政策決定会合で現行の金融緩和策を維持・継続することを決定した。日米金利差のさらなる拡大を想定してドル買い・円売りが再び活発となったが、今後の世界経済の動向次第では米国などの金利先高観は後退する可能性がある。日銀黒田総裁は会見で円安進行について「企業による事業計画策定を困難にするなど経済にマイナスであり、望ましくない」との見方を伝えたが、事業計画策定を困難にする要因は為替レートだけではない。日銀金融政策の早期修正の可能性は低いものの、欧米諸国の中央銀行の政策金利見通しについても予断を許さない状況が続くとみられる。
《午前8時現在》 ドル・円: 134.70円-135.70円 134円台後半でドル買い興味
ユーロ・円: 141.20円-142.20円 141円台前半でユーロ買い興味
豪ドル・円: 93.20円-94.20円 93円台前半で豪ドル買い興味
通貨別分析
■株式会社フィスコ(以下「フィスコ」という)は株価情報および指数情報の利用について東京証券取引所・大阪取引所・日本経済新聞社の承諾のもと提供しています。
■"JASDAQ INDEX" の指数値及び商標は、株式会社東京証券取引所の知的財産であり一切の権利は同社に帰属します。
■掲載される情報はフィスコが信頼できると判断した情報源をもとにフィスコが作成・表示したものですが、その内容および情報の正確性、完全性、適時性について、フィスコは保証を行っておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
■本資料に記載された内容は、資料作成時点において作成されたものであり、予告無く変更する場合があります。
■本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はフィスコに帰属し、事前にフィスコへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正・加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布・譲渡することは堅く禁じられています。
■フィスコが提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
■本資料に掲載される株式、投資信託、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
■本資料は、本資料により投資された資金がその価値を維持または増大することを保証するものではなく、本資料に基づいて投資を行った結果、お客さまに何らかの損害が発生した場合でも、フィスコは、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
■フィスコおよび関連会社とその取締役、役員、従業員は、本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります。
■投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客さまご自身の判断でなさるようにお願いします。
以上の点をご了承の上、ご利用ください。
株式会社フィスコ