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FX/為替「ウクライナ・リスクはくすぶり続ける公算」 外為トゥデイ 2022年2月16日号

外為トゥデイ

目次

▼15日(火)の為替相場
(1):本邦GDPは2期ぶりにプラス
(2):英雇用統計は賃金の伸びが加速
(3):一部のロシア軍帰還でリスク回避の動きが和らぐ
(4):独とユーロ圏のZEW景気期待指数発表
(5):米PPIは予想を上回る伸び
(6):ウクライナ情勢について米露トップが発言

▼15日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:ウクライナ・リスクはくすぶり続ける公算

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

15日(火)の為替相場

15日(火)の為替相場期間:15日(火)午前7時10分~16日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):本邦GDPは2期ぶりにプラス

日本10-12月期国内総生産(GDP)・一次速報は前期比年率+5.4%と2四半期ぶりにプラスとなったが、予想(+6.0%)を下回る伸びにとどまった。

(2):英雇用統計は賃金の伸びが加速

英1月失業率は4.6%、同失業保険申請件数は3.19万件減(前月4.6%、5.16万件減)となった。10-12月の国際労働機関(ILO)基準失業率は9-11月と同じ4.1%で予想通りだった。また、10-12月の週平均賃金は前年比+4.3%と予想(+3.8%)に反して9-11月(+4.2%)から伸びが加速した。

(3):一部のロシア軍帰還でリスク回避の動きが和らぐ

ウクライナ国境周辺に展開していたロシア軍の一部が、演習を終えて基地への帰還を始めたとの報道が伝わった。ロシアによるウクライナ侵攻の可能性が低下したとの見方から欧州株が反発する中、クロス円を中心に円売りが強まった。安全通貨のドルもやや軟化したが、安全資産の米国債が売られ長期金利が上昇したため、ドル/円は強含んだ。

(4):独とユーロ圏のZEW景気期待指数発表

独2月ZEW景気期待指数は54.3と予想(55.0)を下回ったが、前月(51.7)から上昇した。なお、ユーロ圏2月ZEW景気期待指数は48.6だった(前月49.4)。

(5):米PPIは予想を上回る伸び

米1月生産者物価指数(PPI)は前月比+1.0%、前年比+9.7%と、予想(+0.5%、+9.1%)を上回った。食品とエネルギーを除いたコアPPIも前年比+8.3%と予想(+7.9%)を上回った。供給制約、労働力制約、エネルギー価格上昇などの影響でインフレ圧力が根強い事が改めて確認された。

(6):ウクライナ情勢について米露トップが発言

ロシアのプーチン大統領はドイツのショルツ首相との会談後の会見でウクライナ国境付近からの軍部隊の一部撤収を認め、その上で「米国、北大西洋条約機構(NATO)と安全保障に関するさらなる交渉の用意ある」として協議を継続する姿勢を示した。一方で、ウクライナのNATO加盟を認めないように求めた要求を巡る西側の対応を「永遠に待ち続ける事はない」と警告。その後、米国のバイデン大統領は演説を行い、ロシア軍の一部撤退について米国はまだ確認していないとし、「ロシアによるウクライナ侵攻はなお起こり得る」と述べた。

15日(火)の株・債券・商品市場

15日(火)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:ウクライナ・リスクはくすぶり続ける公算

昨日のドル/円は終値ベースで0.1%未満の小幅高。ウクライナ国境に展開していたロシア軍の一部が演習を終えて基地に帰還したと伝わると軍事衝突のリスクが低下したとの見方が広がり、一時115.87円前後まで上昇した。ただ、バイデン米大統領が「ロシアのウクライナ侵攻はなお起こり得る」などとする見解を示した事から上げ幅を縮小した。一部で予想されていた本日16日の軍事侵攻は可能性が大きく低下したと考えられるが、侵攻そのものの可能性が大きく低下した訳ではなさそうだ。

ロシアのプーチン大統領は昨日、外交による解決を望むとしながらも、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟を認めないように求めた自身の要求への西側の対応を「永遠に待ち続ける事はない」と述べた。ウクライナ有事のリスクはくすぶり続けると見られ、ドル/円はロシア・ウクライナ関連報道に一喜一憂する展開がもうしばらく続きそうだ。目先的に、115円台を大きく割り込む可能性は低下したと見られるが、116円台に定着する可能性も高くはないだろう。

注目の経済指標

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