
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2025年12月12日15時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
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メキシコペソ/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週のメキシコペソ/円は年初来高値を更新
8日に8.502円前後で取引が始まると、12日には8.645円前後まで上昇して昨年7月23日以来の高値を付けました。この間、9日に発表されたメキシコの11月消費者物価指数(CPI)は前年比+3.80%と6月以来の高い伸びを記録。また、この日は日銀の植田総裁が国債買い入れの増額に言及したことで円が売られた影響もあってリラ高・円安が進みました。10日は上昇一服となりましたが、11日にはNYダウ平均が最高値を更新するリスクオンの流れの中でペソ高・円安が再び進行。12日の東京市場でも株高を背景に上値を伸ばし、年初来高値を更新しています。
今週のメキシコペソ/円の注目ポイントはメキシコ中銀
今週は18日にメキシコ中銀が政策金利を発表します。同国では11月CPIが5か月ぶりの水準に上昇するなどインフレ再燃の兆しが出ています。ただ、7-9月期国内総生産(GDP)がマイナス成長となるなど景気が減速気味のため、中銀は今回も政策金利を25bp(0.25%ポイント)引き下げると見られています。もっとも、市場としては利下げ自体は織り込み済みです。声明などで示される今後の金融政策に関する方針(ガイダンス)に注目が集まっています。物価抑制に向けて緩和スタンスを弱めるのか、景気に配慮して緩和スタンスを維持するのかが焦点です。
今週のメキシコペソ/円の見通し
予想レンジ
8.525~8.775円
基調
底堅い
今週の注目ポイント
☆12/18 メキシコ中銀政策金利
・主要国株価、国際商品価格
メキシコペソ/円(MXN/JPY) FX為替レート・チャート
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。
