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FX「ドル/円、114円を窺う勢い」 外為トゥデイ 2021年10月13日号

外為トゥデイ

目次

▼12日(火)の為替相場
(1):英雇用統計はまちまち
(2):アジア株下落が重し
(3):独・ユーロ圏ZEWは5カ月連続で低下
(4):IMFが世界経済見通しを発表
(5):短期ゾーンの米長期金利が上昇

▼12日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:米9月CPIに注目

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

12日(火)の為替相場

12日(火)の為替相場期間:12日(火)午前6時10分~13日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):英雇用統計はまちまち

英9月失業率は5.2%に低下(前月5.4%)、同失業保険申請件数は5.11万件減(前月8.80万件減)であった。国際労働機関(ILO)基準の6-8月失業率は4.5%と予想通りだった。また、6-8月の週平均賃金は前年比+7.2%と予想(+7.0%)を上回る伸びとなった。

(2):アジア株下落が重し

エネルギー価格の上昇などによるインフレ高進で経済成長が鈍化する「スタグフレーション」の懸念からアジア株が下落する中、ドル/円やクロス円は売りが優勢となった。ただ、下げが一巡するとすぐに持ち直すなど、円買いは一時的だった。日本のエネルギー輸入代金増で円売りも増加するとの観測は根強い模様。

(3):独・ユーロ圏ZEWは5カ月連続で低下

独10月ZEW景気期待指数は22.3と5カ月連続で低下。市場予想(23.5)も下回った。ユーロ圏10月ZEW景気期待指数も21.0と5カ月連続で低下した。

(4):IMFが世界経済見通しを発表

国際通貨基金(IMF)は世界経済見通しを公表。2021年の世界成長率見通しを7月時点の6.0%から5.9%へと小幅に下方修正した。コロナ下の世界的な需給の混乱や変異株の感染拡大などの悪影響を重視し、今後も「リスクは悪化方向へと傾いている」とした。国別では、米国の21年の成長見通しを従来の7.0%から6.0%へ、ドイツは3.6%から3.1%へ、日本も2.8%から2.4%へ下方修正した。英国は7.0%から6.8%へ0.2ポイントの下方修正にとどめ、G7の中で最も高い成長を見込んだ。

(5):短期ゾーンの米長期金利が上昇

米3年債入札(580億ドル)は応札倍率が前回を下回るやや軟調な結果となった。これを受けて短期ゾーンの長期金利が上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に敏感な2年債利回りは0.36%前後まで上昇して約18カ月ぶりの高水準を記録した。一方、米10年債利回りはその後に行われた入札(380億ドル)が堅調だった事もあって一時1.56%台へと低下した。ドルは米2年債利回りの上昇に支えられて高止まりした。なお、セントルイス連銀のブラード総裁は「FRBがインフレ抑制に向け、必要に応じて利上げに踏み切れるよう、テーパリング(量的緩和の段階的な縮小)を11月に開始し、翌春までに完了させる案を支持する」と表明。クラリダFRB副議長も、物価安定目標はすでに十分達成されており、雇用目標もほぼ達成しているとした上で、「テーパリングはまもなく正当化される」との認識を示した。

12日(火)の株・債券・商品市場

12日(火)のの株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

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本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:米9月CPIに注目

昨日のドル/円は113円台後半へと続伸。一時113円台を割り込んで小反落したが、NY市場でドル買いが強まると113.79円前後まで反発して2018年12月3日以来の高値を付けた。

米債市場では、10年債利回りは低下したものの、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に敏感な2年債利回りが約1年半ぶりの水準に上昇。エネルギー価格の高騰などでインフレの長期化が懸念される中、FRBがテーパリング(量的緩和の段階的な縮小)終了後の早い時期に利上げに動かざるを得なくなるとの見方が広がった模様。

そうした中、本日は米9月消費者物価指数(CPI)の結果に市場の関心が寄せられている。市場予想によると前月比+0.3%、前年比+5.3%、コア前年比+4.0%と高止まりする見通しだ。予想通りなら早期利上げ観測に支えられてドルが強含む足元の流れが正当化される事になろう。ドル/円は本日中に114円台に乗せる可能性もありそうだ。

ただ、急ピッチの上昇で過熱感も出ている。米9月CPIが下ブレた場合などは、持ち高調整的な反落に警戒が必要となりそうだ。

注目の経済指標

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注目のイベント

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