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「ランド/円が4週連続1位。ポンドは下落基調…」通貨ペアランキング

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外為どっとコムの取引口座『外貨ネクストネオ』の一週間の取引データ「変動率」「スワップ」「取引量」をランキング表示した。

集計期間:
2019年9月23日から9月27日の営業日

変動率ランキング

今回最も値動きがあったのはランド/円で、4週連続1位を死守した。しかし変動率自体は低下傾向で、トルコリラ円(2.27%)を辛うじてしのいだ形だ。
期間中のランド/円は、寄引同時線をつけながら徐々に下落していった。先週に引き続いての週足では陰線となり、引き続き上値の重い展開が続く。

ポンド/米ドル、ポンド/円が3位、4位と上位に入った。25日、ジョンソン英首相による英下院の「閉会」措置が「違法」と判断され、この日から英下院が再開。政局の混乱が嫌気され、ポンドは下落した。また27日には英中銀(BOE)のソーンダース委員が「合意ありの離脱でも利下げの可能性がある」と発言。英国の経済失速が意識され、ポンドは下落した。
集計期間中、2%を超える変動があったのは集計対象20通貨ペアの中で2通貨ペアだった。その内3%以上の変動幅は無かった。また1%未満の通貨ペアは3つと、前週に比べ変動率は低下した。
ドル/円相場はトランプ大統領の弾劾の可能性が報道され、一時107円を割り込むドル安が進むも、米中通商交渉の好転が期待され徐々に値を戻した。25日に日米首脳会談で日米貿易協定の締結が最終合意となった。注目の為替条項については言及されなかったが、市場の反応は限定的だった。ドル/円の変動率は1.14%で、ランキングは14番となった。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 ZAR/JPY 2.33% 7.252 7.087
2 TRY/JPY 2.27% 19.107 18.682
3 GBP/USD 1.89% 1.25023 1.22705
4 GBP/JPY 1.72% 134.593 132.316
5 MXN/JPY 1.70% 5.554 5.461
6 NZD/JPY 1.56% 68.256 67.207
7 NOK/JPY 1.54% 11.952 11.771
8 NZD/USD 1.45% 0.6348 0.62574
9 CAD/JPY 1.41% 81.811 80.673
10 HKD/JPY 1.16% 13.784 13.626
10 SEK/JPY 1.16% 11.108 10.981
12 AUD/JPY 1.15% 73.315 72.481
12 EUR/JPY 1.15% 118.792 117.446
14 USD/JPY 1.14% 108.181 106.961
15 EUR/USD 1.11% 1.10253 1.09043
16 USD/CHF 1.07% 0.99487 0.9843
16 CNH/JPY 1.07% 15.192 15.031
18 AUD/USD 0.98% 0.68049 0.67386
19 EUR/AUD 0.95% 1.62849 1.61318
20 CHF/JPY 0.85% 109.071 108.156

スワップポイントランキング

期間中のスワップポイントを合算した本ランキングは、人民元/円が1位となった。26日に8日分の付与があったためとなる。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり、左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 おおよその必要取引高
1 CNH/JPY 1400 1,509,800
2 MXN/JPY 870 547,700
3 ZAR/JPY 660 712,600
4 EUR/USD 518 1,181,015
5 USD/CHF 506 1,079,246
6 USD/JPY 468 1,079,440
7 TRY/JPY 455 190,190
8 GBP/USD 321 1,326,427
9 NZD/USD 184 679,346
10 CAD/JPY 175 815,370
11 GBP/JPY 173 1,326,480
12 EUR/AUD 169 1,180,935
13 AUD/USD 148 730,295
14 HKD/JPY 130 1,375,100
15 NZD/JPY 105 679,430
16 AUD/JPY 90 730,370
17 CHF/JPY 70 1,089,080
17 NOK/JPY 70 1,187,100
19 EUR/JPY 2 1,181,030
20 SEK/JPY 0 1,100,600

 

取引量ランキング

期間中、上位2通貨ペアの順位は不動で、3位以下も大きな変化は無かった。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 GBP/JPY 2
3 EUR/JPY 4
4 AUD/JPY 3
5 EUR/USD 5
6 TRY/JPY 7
7 MXN/JPY 6
8 GBP/USD 8
9 ZAR/JPY 9
10 NZD/JPY 10
11 AUD/USD 12
12 EUR/AUD 11
13 NZD/USD 14
14 CAD/JPY 13
15 USD/CHF 15
16 CHF/JPY 17
17 CNH/JPY 16
18 NOK/JPY 19
19 HKD/JPY 20
20 SEK/JPY 18

 

まとめ

この集計週は、トランプ大統領の弾劾について、英下院の再開、日米貿易協定の最終合意など相場変動要因となりそうなものはあったものの、相場はあまり動意づかなかった。

今週も引き続きトランプ大統領をめぐる疑惑は相場波乱の要因だろう。また10月30日のFOMCに向かって、市場では利下げと据え置きで意見が分かれている。週末の9月雇用統計の内容にも注目だ。
英国は保守党党大会を経てジョンソン首相が何を語るのかに注目したい。
トルコは3日に消費者物価指数の発表を控えている。結果がトルコ中銀の新たな利下げにつながるのか、注視したい。


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