
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2025年12月4日 19時00分
【12/5(金)】:カナダ雇用統計/米個人消費支出ほか 2025年12月5日分 #外為ドキッ
・22:30 カナダ 11月失業率
【前回】6.9% 【市場予想】7.0%
ポイント:
10月は予想以上に雇用者数が増加し、失業率は6.9%と予想の7.1%を大きく下回りました。7〜9月期GDPも年率換算で2.6%増加しており、12月10日の会合では金利据え置きが見通されています。11月の雇用も底堅ければ、景気後退懸念が和らぎ、中銀の利下げ期待の後退につながるでしょう。ただ、米国の関税策により見通しの不確実性は高いままで、再び景気減速が目立つ展開もあり得ます。
FX視点:
- 市場予想を上回れば、中銀の利下げ期待が緩和し、カナダドルが上昇する展開が考えられます。
- 市場予想を下回る場合は、利下げ期待が再燃し、カナダドルが下落する展開も考えられます。
・翌0:00 アメリカ 9月コア個人消費支出価格指数(前月比)
【前回】0.2% 【市場予想】0.2%
ポイント:
消費の底堅さや関税の影響が限定的である中、緩やかなインフレ上昇が確認され、7〜9月期もアメリカ経済が堅調に拡大したことを示唆しました。サービス価格上昇の広がりは懸念されるものの、9月も関税による価格転嫁の動きが鈍く、消費の底堅さとインフレ抑制の状態が続いたと見られます。
FX視点:
- 市場予想より強い内容なら、米ドルが買われやすくなる可能性はありますが、FRBの利下げ期待を大きく後退させるほどの勢いはなく、米ドルの上昇は長続きしない可能性があります。
- 市場予想より弱い内容なら、FRBの利下げ拡大期待から、米ドルの上値を重くする可能性があります。

※Bloombergのデータを基に作成
※米政府機関発表の指標は、米政府機関閉鎖による影響から発表されない可能性があります。
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