
翌日のイベントをダイジェスト形式で手短にお伝えします。
※経済指標は、発表者の都合により日時が急きょ変更になる可能性もあります。
※市場コンセンサスは、時間経過とともに変わることがあります。
更新日時:2025年10月15日 19時00分
【10/16(木)】:オーストラリア9月雇用統計、アメリカ10月フィラデルフィア連銀景況指数ほか
・9:30 オーストラリア 9月新規雇用者数
【前回】-5,400人 【市場予想】20,000人
ポイント:
8月の新規雇用者数は5,400人減と、市場予想の21,000人増に反して減少しました。また、就業者と失業者がいずれも減少したことで、失業率は4.2%と7月から横ばいでした。8月の反動で雇用者数の増加を予想するエコノミストもいますが、Indeedの求人広告件数は、9月に前月比で3.3%減少しており、油断できません。
FX視点:
・市場予想よりも強い内容となれば、RBAの利下げ期待が低下して、豪ドルの下値を支える期待があります。
・一方、失業率が雇用情勢の悪化を示せば、RBAの利下げ観測の持ち直しから豪ドルの上値が抑えられる展開も見通せます。ただし、10月5日にブロックRBA総裁がオーストラリア経済はかなり良好としていたため、利下げ期待は高まりづらく、豪ドルの下押しは限定されると見られます。
・21:30 アメリカ 10月フィラデルフィア連銀景況指数
【前回】23.2 【市場予想】10
ポイント:
9月は23.2と、市場予想の10を大きく上回る結果になりました。ただ、他の地区連銀製造業景気指数が弱かったことを考えると、9月の数値は異常値と見なしてよいでしょう。この数値は今後徐々に修正される可能性があります。
FX視点:
・市場予想よりも強ければ、米ドルの下支え要因となる可能性があります。
・市場予想に反して弱ければ、米ドルの上値を抑制する展開が考えられます。

※Bloombergのデータを基に作成
※灰色は米政府機関閉鎖による影響から、発表されない可能性があります
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