4地域の今後１週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修：株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼欧州（ユーロ圏・英国）
EU、米国に対し貿易協定の修正版提示
▼アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）
NZ中銀 6会合連続の利下げか
▼新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）
南ア大統領、米大統領と会談するも糸口掴めず
北米（米国・カナダ）
重要イベント
5/27◎米4月耐久財受注
5/27◎米5月消費者信頼感指数
5/28◎FOMC議事録
5/28◎氷見野日銀副総裁、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、ウォラーFRB理事講演
5/28☆エヌビディア1-3月期決算
5/29◎米1-3月期GDP・改定値
5/29☆米新規失業保険申請件数
5/29◎グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
5/30☆カナダ1-3月期GDP
5/30◎カナダ3月GDP
5/30☆米4月PCEデフレーター
5/30◎グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
30日に米4月個人消費支出物価指数（PCEデフレーター）が発表されます。15日に発表された米4月生産者物価指数（PPI）は5年ぶりの落ち込みとなりました。PCEデフレーターに反映される項目も弱含みとなり、米長期金利が低下しドルも売られました。米連邦準備制度理事会（FRB）が重視するインフレ指標なだけに結果に関心が集まります。
北米のイベント
欧州（ユーロ圏・英国）
重要イベント
5/26☆ラガルドECB総裁講演
5/28◎ECB、ユーロ圏4月CPI予想
5/28☆独5月雇用統計
5/30☆独5月消費者物価指数・速報値
特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
欧州連合（EU）は米国に対し、貿易協定案の修正版を提示しました。この交渉が決裂した場合、EUの報復処置には注意が必要でしょう。また、独5月消費者物価指数（CPI）・速報値にも注目が集まりそうです。
欧州のイベント
アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）
重要イベント
5/27☆植田日銀総裁講演
5/28☆豪4月消費者物価指数
5/28☆RBNZ政策金利
5/28◎氷見野日銀副総裁、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、ウォラーFRB理事講演
5/30◎豪4月小売売上高
5/31☆中国5月製造業PMI
5/31☆中国5月非製造業PMI
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
市場は28日に行われるNZ中銀（RBNZ）政策金利発表で25bp（0.25％ポイント）の利下げが決まると予想しています。今回25bpの利下げとなれば、6会合連続の利下げとなります。
アジア・オセアニアのイベント
新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）
重要イベント
5/29☆南ア中銀政策金利
5/29◎トルコ4月貿易収支
5/29◎南ア4月生産者物価指数
5/30◎トルコ4月失業率
5/30◎トルコ1-3月期GDP
5/30◎メキシコ4月失業率
5/30◎南ア4月貿易収支
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
29日に南ア中銀は25bp（0.25％ポイント）利下げを決定すると見られています。21日にラマポーザ大統領とトランプ米大統領が会談しましたが、トランプ氏は南アで白人に対する「ジェノサイド（集団殺害）」が行われているなどと根拠に乏しい主張を展開。両国の関係改善の糸口は掴めませんでした。
新興国のイベント
お知らせ：FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員神田 卓也（かんだ・たくや）
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
