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ドル円、一時153円台へ下落…米株価指数下落でリスク回避ムード(NY市場の見通し)2025/1/27#外為ドキッ

 

ドル円、一時153円台へ下落…米株価指数下落でリスク回避ムード

欧米時間のドル/円予想レンジ:155.500-157.400円

東京市場のドル/円は、底堅い展開。序盤はトランプ米大統領の対コロンビア関税を受けて155.29円前後へ弱含む場面もありました。ただ、正午過ぎにコロンビアが米国から強制送還された不法移民の受け入れに同意したことで米政府は関税賦課の撤回を表明。貿易摩擦懸念が後退すると円売りが優勢になり一時156.09円前後まで切り返しました。

欧州市場に入ると、米長期金利や欧米株価指数が下落したことでドル売り・円買いが強まると一時153.90円台まで下値を拡大して昨年12月18日以来の安値を更新しました。中国のスタートアップ企業、DeepSeekのAIモデルが米ハイテク市場に混乱をもたらす可能性があるとの懸念からリスク回避の動きが強まっています。

また、ドル/円はトランプ米大統領の関税政策を巡り右往左往する展開が続いています。引き続きトランプ米大統領の不規則発言には警戒が必要でしょう。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、先週安値を割り込んだことで売り圧力が強まっています。目先は80日線(153.70円台)や200日線(152.80円台)が下値のターゲットとして意識されそうです。

ドル円 日足チャート

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----- ラガルドECB総裁講演
※☆は特に注目の材料

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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