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FX/為替「ドル/円148円台 米利下げ観測が一段と後退」 外為どっとコム トゥデイ 2024年1月18日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2024年1月18日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼17日(水)の為替相場
(1):中国の経済指標はまちまちの結果
(2):英国のインフレは反発
(3):ラガルドECB総裁「我々は正しい道を歩んでいる」
(4):予想を上回る米小売売上高

▼17日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:堅調を維持すると見られる/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

17日(水)の為替相場


期間:17日(水)午前7時10分~18日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国の経済指標はまちまちの結果

中国10-12月期国内総生産(GDP)は前年比+5.2%と、7-9月期(+4.9%)を上回る伸びとなったが、市場予想(+5.3%)には届かなかった。中国12月鉱工業生産は前年比+6.8%(予想+6.6%)、同小売売上高は前年比+7.4%(予想+8.0%)だった。

(2):英国のインフレは反発

英12月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.4%、前年比+4.0%と市場予想(+0.2%、+3.8%)を上回った。前年比の伸び率が前月から加速するのは10カ月ぶり。12月は、エネルギーや食品などを除いたコアCPIも前年比+5.1%と予想(+4.9%)を上回る伸びとなった。

(3):ラガルドECB総裁「我々は正しい道を歩んでいる」

欧州中銀(ECB)のラガルド総裁は、この夏に利下げする可能性が高いとしながらも「我々は正しい道を歩んでおり、方向性としてはインフレ率2%に向かっている。しかし、2%を中期的に持続できると確信し、それを裏付けるデータが得られるまで、私は勝利を宣言するつもりはない」と述べた。オランダ中銀のクノット総裁は、ECBが利下げに踏み切るには賃金動向が鍵になるとした上で「市場が緩和的になればなるほど、利下げの可能性は低くなる」との見解を示した。

(4):予想を上回る米小売売上高

米12月小売売上高は前月比+0.6%と市場予想(+0.4%)を上回った。自動車を除いた売上高は+0.4%(予想+0.2%)だった。なお、国内総生産(GDP)の推計に用いられるコア小売売上高(自動車・ガソリン・建材・食品サービスを除く)は前月比+0.8%と市場予想(+0.2%)を大幅に上回った。その後に発表された米12月鉱工業生産は前月比+0.1%と予想(-0.1%)に反して増加。一方、同設備稼働率は78.6%で予想(78.7%)を下回った。

17日(水)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:堅調を維持すると見られる

昨日のドル/円は米小売売上高の増加を受けて148円台へ続伸。米12月小売売上高は前月比+0.6%と予想を上回った。米国の個人消費が依然として堅調であることが示されると早期利下げ観測が後退。ドル/円は節目の148.00円を上抜けると上昇に弾みが付き、昨年11月下旬以来の高値となる148.53円前後まで上値を伸ばした。なお、英国では12月消費者物価指数(CPI)が再加速したことを受けて英中銀(BOE)の利下げ観測が後退。低金利の円は主要通貨に対して全面安の展開となっている。
そうした中で、ドル/円は本日も堅調を維持すると見られるが、50%台に低下した米3月利下げの織り込み度がさらに低下するかどうかが上伸に向けたカギとなりそうだ。本日のNY市場では12月住宅着工件数や前週の新規失業保険申請件数などの経済指標の発表が予定されている。

注目の経済指標:米新規失業保険申請件数など

注目のイベント:ラガルドECB総裁講演

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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