
米国株は弱かったが、引け味は悪くはなかった。米国株安・円安という構図はきのうと同様で、日本株は方向感が出づらいと予想する。米金利上昇でグロース株は手がけづらいが、金融株や自動車株にはフォローの風が吹く。先月まで円高進行が警戒されていたドル円は今は150円台に乗せようかという動きを見せており、円安期待が高まることは中期的な視点で日本株には支援材料となる。きのうの日経平均がかなり荒れた動きとなったことから積極的に上値は追いづらいが、下げるようなら押し目買いが入るだろう。上下どちらに振れても最終的には5日線(35525円、17日時点)近辺で終了すると予想する。日経平均の予想レンジは35300円-35700円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ