東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に141円台で推移か、米長期金利低下でドル買い抑制も」
27日のドル・円は、東京市場では142円31銭から142円85銭まで反発。欧米市場では142円81銭から141円55銭まで下落し、141円81銭で取引終了。本日28日のドル・円は主に141円台で推移か。米長期金利の低下や原油安を受けてリスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。
主要メディアの報道によると、中国の全国人民代表大会(全人代)は12月27日、第14次5カ年計画の中間報告を行った。報道によると、内需を拡大し、迅速な景気回復を確かなものとし、安定成長の促進に努めるとの方針を示した。中国共産党書記兼国家発展改革委員会の鄭主任は26日の会合で「消費の回復と拡大を優先し、大量消費を安定化し、サービス消費を促進する」と話しているようだ。同氏によると、中国政府は「不動産や地方政府債務、中小金融機関のリスクの解消に向けた調整により、主要分野でのリスク防止と解消に取り組む」とされる。市場参加者の間からは「地方政府の債務問題などをどのように処理するのか、注視する必要がある」との声が聞かれている。また、2024年における中国人民銀行の金融政策について一部の市場参加者は「欧米主要国と同じ方向となり、段階的な金融緩和策が講じられる」と予想している。
《午前8時現在》 ドル・円: 141.00円-142.30円 141円近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 156.50円-157.70円 156円台半ば近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 96.50円-97.70円 96円台半ば近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
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