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ドル・円は伸び悩みか、米引き締め期待継続も債務上限協議を注視

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、米引き締め期待継続も債務上限協議を注視」

 23日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者から一段の引き締めが必要との見解が示され、ドル買い先行。ただ、引き続き債務上限問題の協議を見極めようと、一段のドル買いは抑えられよう。
 前日の取引で米長期金利の上昇を受けドル買い優勢となり、ユーロ・ドルは1.08ドル付近に軟化、ドル・円は138円60銭台に浮上した。米ミネアポリス連銀総裁が一段の利上げの必要性を主張し、本日アジア市場でドル買い先行。その後は利益確定売りでドルはやや下押しされたが、米債務上限問題でデフォルトへの過度な懸念は後退し、再びドル買い基調に。また、日本株の続伸を受けた円売りが主要通貨を押し上げた。
 この後の海外市場は引き続き米FRBの政策スタンスが注視される。インフレ抑止の観点から引き締め長期化を期待した金利高・ドル高は継続の見通し。ただ、今晩発表の米国のPMIは前回を下回るとみられ、景気後退が意識されればドル買いを弱める要因に。一方、債務上限問題はホワイトハウスと議会の歳出削減に関する協議が続き、状況を見極める展開となりそうだ。ドル・円は底堅い半面、高値圏では戻り売りの興味が強まる展開とみる。

通貨別分析

 

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