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ドル/円は138円台で底堅い…米債務上限問題は合意に至らずも「建設的な会談だった」(NY市場の見通し)

ドル/円、年初来高値更新138.87円 日本株高による円売り

本日、東京市場のドル/円は年初来高値の更新後に失速。米債務上限問題を巡る楽観的な見方などから昨年11月30日以来の138.87円前後まで上値を拡大しましたが、後場に入り日経平均株価が急反落すると一時138.36円前後まで下落しました。

欧州市場では仏、独、ユーロ圏、英国の5月の購買担当者景気指数(PMI)が相次いで発表されました。5月製造業PMIは仏46.1、独42.9、ユーロ圏44.6、英46.9といずれも市場予想を(46.0、45.0、46.0、48.0)下回りました。サービス業PMIは仏52.8、独57.8、ユーロ圏55.9、英55.1(市場予想54.0、55.0、55.5、55.3)となりました。

NY市場で発表される米5月PMIについては製造業、サービス業ともに前回から悪化すると見られています。各国の景況感格差が為替変動に繋がる可能性があるため注目です。他方、米債務上限に関する大統領と下院議長の協議は合意に至らなかったものの「建設的」だったと伝わっています。合意に至るまで毎日協議を行うとのことですので引き続き注視しておきましょう。

ドル/円

この後の経済イベント

5/23(火)
22:00 ローガン米ダラス連銀総裁講演
22:45☆米5月製造業PMI・速報値
22:45☆米5月サービス業PMI・速報値
22:45☆米5月総合PMI・速報値
23:00☆米4月新築住宅販売件数
23:00 米5月リッチモンド連銀製造業指数
23:45 ハスケル英MPC委員講演
24:00 ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
26:00 2年債入札(420億ドル)
26:50 ナーゲル独連銀総裁講演
※☆は特に注目の材料

今日の注目トピック

本日の日経平均株価は、3万0957円(129円安)で9日ぶりに反落して取引を終えています。反落したとはいえ、直近の株価はおおよそ33年ぶり高値を更新するなど堅調推移となっています。一方でドル/円相場も堅調地合いとなっていますが、要因の一つとして堅調な日経平均株価が影響しているとも言われています。 海外投資家が日本株を購入する場合は、円で購入する必要があるためドルを円に換えることで、はじめて日本株を買うことができます。その後、取引を行い、仮に100円の利益が出た場合は円からドルに戻す必要があります。取引前にドルを円に換えた際のドル/円相場からドル安円高になっていると得しますが、ドル高円安になっていると損することになります。(手にした円の価値が上がっていると利益ですよね。なので取引前よりも「円高」つまり「ドル安」になっていると有利なわけです)そのため為替ヘッジを行っています。つまり、日本株を買う際に、ドル高円安リスクを軽減するためにドル/円も買うという事です。そうしたことから、海外投資家の需要により日経平均株価が上昇すれば、ドル/円も上昇しやすくなるという訳です。

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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