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ドル・円は伸び悩みか、米引き締め継続期待も利益確定売り

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、米引き締め継続期待も利益確定売り」
 15日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米国のインフレ高止まりで連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化が見込まれ、ドル買い地合いが続く見通し。ただ、上昇ペースが速く、136円台は利益確定売りが予想される。
 前週末に発表された米ミシガン大学消費者信頼感指数は市場予想を下回ったが、期待インフレ率はやや強い内容となり、金融引き締め継続の思惑から米金利高・ドル高が先行。ユーロ・ドルは約1カ月ぶり安値圏の1.08ドル半ばに下げ、ドル・円は135円70銭台に浮上した。週明けアジア市場で米債務上限問題の影響に懸念が広がり、ドル売りに振れる場面もあった。ただ、ドルは対円で買われ、136円台に上値を伸ばした。
 この後の海外市場はドル買い地合いが続くか注目される。米国のインフレ高止まりを受け、FRB当局者は物価高抑止に向けタカ派的な見解を示すとみられ、米金利高・ドル高に振れやすい。ただ、ドル・円は上昇ペースが警戒され、ドル買い一服の可能性も。また、今年に入り137円台で上値が抑えられ、136円以上の水準では売りが出やすい。米債務上限問題やトルコ大統領選の不透明感で、リスク回避の円買いも見込まれる。



通貨別分析

 

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