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FX/為替「ドル/円、売買交錯 FRB議長講演で一段と荒い値動きも」 外為どっとコム トゥデイ 2023年1月10日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年1月10日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼9日(月)の為替相場
(1):中国経済の再開期待
(2):独鉱工業生産は予想を下回る
(3):英MPC委員発言
(4):米要人発言相次ぐ

▼9日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:米FRB議長講演に注目/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

9日(月)の為替相場

9日(月)の為替相場期間:9日(月)午前7時00分~10日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国経済の再開期待

中国政府は8日、新型コロナウイルス対策として続けてきた入国時の強制隔離を撤廃。これにより、「ゼロコロナ」政策は事実上終了した。中国の経済再開を好感して人民元高が進行すると豪ドルもつれて上昇。ドルが相対的に下落したためドル/円は弱含んだが、一巡後はクロス円の上昇に支えられて持ち直した。

(2):独鉱工業生産は予想を下回る

独11月鉱工業生産は前月比+0.2%と予想(+0.3%)を下回った。

(3):英MPC委員発言

ピル英中銀金融政策委員会(MPC)委員は、「天然ガス価格の上昇、労働市場の逼迫、労働供給の悪化、財市場のボトルネックといった英国特有の状況は、インフレをより持続させる可能性がある」と指摘。これらは「今後数カ月間の私の金融政策に対する姿勢に強く影響するだろう」と述べた。

(4):米要人発言相次ぐ

デイリー米サンフランシスコ連銀総裁は「次回FOMCの利上げ幅は0.25%と0.50%の両方が議題になるだろう」との見解を示した。その後、ボスティック米アトランタ連銀総裁は「4から6月までにFF金利を5%超に引き上げ、その水準を長期に渡り維持するべき」「FF金利を5-5.25%に引き上げることは正当化される」などと発言した。

9日(月)の株・債券・商品市場

9日(月)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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ドル/円の見通し:米FRB議長講演に関心集中

昨日のドル/円は売買交錯。中国政府が8日に「ゼロコロナ」政策を事実上終了したことで経済再開への期待が広がる中、安全通貨のドルと円がいずれも軟化した。ドル/円は131.30円前後へ下落したのち132.66円前後まで切り返したが、前日比0.2%安の131.89円前後に失速してクローズするなど、方向感を欠く展開だった。

市場は、本日の日本時間23時から行われるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に注目している。議長は、インフレの鈍化と将来の利下げ転換を先取りして利回りが低下する債券市場の動きをけん制する公算が大きいと見る。米債利回りが上昇すればドル/円も強含むことになりそうだ。

もっとも、市場としては議長のタカ派発言はある程度織り込み済みと見られる。議長の発言が「想定ほどタカ派的ではなかった」と受け止められればドルの重しになろう。ドル/円はパウエルFRB議長の講演を受けて一段と値動きが荒くなる可能性がある。

注目の経済指標:特になし

注目の経済指標

注目のイベント:英米要人発言

注目のイベント※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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