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FX/為替「米国のターミナルレート引き上げ観測とリセッション懸念が綱引き」 外為どっとコム トゥデイ 2022年12月6日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年12月6日9時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼5日(月)の為替相場
(1):中国 ゼロコロナ政策を緩和する動き
(2):アイルランド中銀総裁 12月の利上げ幅に言及
(3):米ISM非製造業景況指数 予想に反して前月から上昇

▼5日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:堅調維持も大幅続伸になりにくい/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

5日(月)の為替相場

期間:5日(月)午前7時00分~6日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国 ゼロコロナ政策を緩和する動き

中国の一部の都市で「ゼロコロナ」政策を緩和する動きが見られたことを受けて同国の経済不安が和らぐと豪ドルに買いが入った。北京や上海では、公共交通機関の利用に際し必要だったPCR検査の陰性証明の提示がこの日から不要になった。オフショア人民元が1ドル=6.9元台に上昇したことも豪ドルの支援材料になった。

(2):アイルランド中銀総裁 12月の利上げ幅に言及

アイルランド中銀のマクルーフ総裁は「12月の利上げは最終的に50bp(0.50%ポイント)に落ち着くだろう」との見解を示した。前日4日には仏中銀のビルロワドガロー総裁も50bp利上げを支持する考えを表明していた。翌週15日の欧州中銀(ECB)理事会を前に利上げ幅縮小を巡る当局者発言が相次いだことでユーロ圏の長期金利が低下。これを受けてユーロが売られる場面があった。

(3):米ISM非製造業景況指数 予想に反して前月から上昇

米11月ISM非製造業景況指数は56.5と市場予想(53.5)に反して前月(54.4)から上昇。米国のサービス業の活動が依然として堅調であることが示された。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙が連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に関する観測記事を配信したこともあってドル/円は136円台に上伸。WSJの著名FRBウォッチャーは「FRB、12月利上げ減速へ」としながらも「来年5%超えも視野」として「根強い賃金上昇圧力を背景に、政策金利は投資家の想定を上回る水準まで切り上がる可能性がある」とした。

5日(月)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:堅調維持も大幅続伸になりにくい

昨日のドル/円は6日ぶりに反発。米11月雇用統計の良好な結果にもかかわらず、前週末に低下していた米長期金利が持ち直す中、前日比+1.8%の大幅高となった。東京市場では134.12円前後まで弱含む場面もあったが、NY市場では米11月ISM非製造業景況指数の予想外の上昇を受けて136.86円前後まで切り返した。

なお、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙の著名Fedウォッチャーは昨日、「根強い賃金上昇圧力を背景に、政策金利は投資家の想定を上回る水準まで切り上がる可能性がある」とする観測記事を配信した。米連邦準備制度理事会(FRB)のターミナルレート(利上げの最終到達点)引き上げが意識される中、ドルは本日も堅調を維持すると見られる。

ただし、米2年債利回りが米10年債利回りを上回る逆イールドがさらに進行しており、市場では米国の景気後退(リセッション)への懸念が一段と強まっている点には注意が必要だろう。ドル/円は、昨日の上昇でショートカバーが一巡したと見られ、大幅に続伸する展開にはなりにくそうだ。

注目の経済指標:RBA政策金利

注目のイベント:特になし

特になし

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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