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FX/為替「ドル/円、米雇用統計と中国動向がカギ」 外為トゥデイ 2022年8月5日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年8月5日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼4日(木)の為替相場
(1):豪貿易収支 過去最大の黒字
(2):英金融政策報告書公表 ポンド売り
(3):台湾情勢を巡る地政学リスク
(4):米経済指標まちまちな結果
(5):米政府 サル痘を巡り緊急事態を宣言

▼4日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:米雇用統計の結果次第/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

4日(木)の為替相場

期間:4日(木)午前6時10分~5日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪貿易収支 過去最大の黒字

豪6月貿易収支は176.70億豪ドルの黒字となり、黒字額は予想(140.00億豪ドル)を上回った。黒字額は過去最大を更新した。

(2):英金融政策報告書公表 ポンド売り

英中銀(BOE)は予想通りに政策金利を1.25%から1.75%に引き上げた。50bp(0.50%ポイント)の大幅利上げは27年ぶりとなる。議事録では英中銀金融政策委員会(MPC)メンバー9人のうち8人は50bpの利上げを支持、残り1人は25bpの利上げを支持していたことが明らかになった。金融政策報告書では、インフレ加速により英経済のマイナス成長が5四半期連続で続き、その間のGDPは2.1%低下するとの見通しを示した。その後ベイリーBOE総裁は「年後半に景気後退(リセッション)に陥る可能性がある」とした上で「インフレ率を目標の2%に戻すことが最優先事項」「今後の会合では、あらゆる選択肢を検討する」と述べた。これを受けてポンド売りが強まるとポンド/円は163.88円前後から161.10円台まで急落した。

(3):台湾情勢を巡る地政学リスク

日本政府は、中国軍が台湾東部沖に発射した弾道ミサイル5発が日本の排他的経済水域(EEZ)に落下した模様だと発表。台湾情勢を巡る地政学リスクが意識されて円とドルが買われるとクロス円が急落。ドル/円もクロス円につれて下落した。

(4):米経済指標まちまちな結果

米6月貿易収支は796億ドルの赤字となり、赤字額は予想(800億ドル)よりも小さかった。同時に発表された新規失業保険申請件数は26.0万件と予想通りに前週(25.4万件)から増加した。

(5):米政府 サル痘を巡り緊急事態を宣言

世界的に感染が拡大しているサル痘を巡り、米政府が公衆衛生上の緊急事態を宣言。米疾病対策センター(CDC)によると、3日時点で米国内の感染者は6600人以上に上っている。

4日(木)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:米雇用統計の結果次第

昨日のドル/円は終値ベースで約0.7%下落。中国軍が台湾東部沖に発射した弾道ミサイル5発が日本の排他的経済水域(EEZ)に落下した模様だと伝わるとリスク回避の円買いが強まった。一時134.55円前後まで上昇していたドル/円は、NY市場終盤に132.76円前後まで下落。米新規失業保険申請件数が前週より増加したことも重しとなった。

米国の景気後退(リセッション)を巡る懸念がくすぶる中、市場は本日の米7月雇用統計に関心を寄せており、ドル/円の値動きも雇用統計の結果次第となりそうだ。市場予想によると非農業部門雇用者数は25.0万人増と前月の37.2万人増から減速する見通しで、失業率は前月から横ばいの3.6%となる見込みだ。平均時給は前年比+4.9%に鈍化(前回+5.1%)すると見られている。

その他、本日は米下院のペロシ議長が岸田首相と会談する予定で、中国がミサイル発射などの挑発行動を強めないか注目しておきたい。

注目の経済指標

注目のイベント

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

8月5日米雇用統計配信は、CXR投資チャンネルとコラボレーション

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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