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FX/為替「台湾めぐる米中対立でリスク回避の円買いを警戒」 外為トゥデイ 2022年8月2日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年8月2日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼1日(月)の為替相場
(1):中国財新製造業PMI 予想下回る
(2):独小売売上高 予想下回る
(3):米中対立への警戒感
(4):米ISM製造業 2020年以来の低水準

▼1日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:130円台への続落も/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

1日(月)の為替相場

期間:1日(月)午前7時00分~2日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国財新製造業PMI 予想下回る

中国7月財新製造業PMIは50.4と予想(51.5)を下回った。新型コロナウイルスの感染が再び拡大したほか、国内外の需要減退、不動産市場の低迷長期化が重しとなり、前月(51.7)から低下した。

(2):独小売売上高 予想下回る

独6月小売売上高は前月比-1.6%と予想(+0.3%)を下回った。物価高やロシアによるウクライナ侵攻、新型コロナウイルス流行などの影響が出た。なお、その後発表されたユーロ圏6月失業率は6.6%と予想と一致した。

(3):米中対立への警戒感

米下院のペロシ議長が2日夜に台湾を訪問し、3日に議員と会合を持つと台湾メディアが報じた。米中対立への警戒感から対豪ドルを中心に円買いが優勢となった。なお、中国側はこれに対し「中国人民解放軍は決して座視することはない。必ず断固として強力な報復措置をとる」と強調した。

(4):米ISM製造業 2020年以来の低水準

米7月ISM製造業景況指数は52.8と予想(52.0)を上回ったものの2020年6月以来の低水準となった。内訳の構成指数では新規受注が49.2から48.0へと低下した。一方、雇用は47.3から49.9へと上昇した。ドルは発表直後こそ上昇したものの、新規受注の低下で米景気の先行きが不安視され米長期金利が低下すると再び下落。なお、10年債利回りは4月以来となる2.5%台まで低下した。

1日(月)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:130円台への続落も

昨日のドル/円は131円台へと続落。景気後退(リセッション)を巡る懸念から米10年債利回りが約4カ月ぶりの2.5%台に低下する中、一時131.59円前後まで下落した。米7月ISM製造業景況指数は市場予想こそ上回ったものの2年ぶりの水準に低下。構成指数の新規受注が弱く先行き不安を高めた。

こうした中、ドル/円は今朝も弱含みで推移しており、131.48円前後へと下落する場面があった。日足一目均衡表の雲の下限(131.47円前後)がサポートになるか注目したい。仮に雲を下抜ければ、130円台への続落も見えてこよう。本日は、台湾を巡る地政学リスクの高まりにも注意が必要となりそうだ。

米下院のペロシ議長は本日、中国が自国の一部と主張する台湾を訪問して政府当局者らと会談を行う見通しとされる。これに対し中国側は、ペロシ議長が訪台すれば「必ず報復措置を取る」と強く警告している。台湾を巡る米中の対立がリスク回避の円買いに繋がる可能性もあることに留意しておきたい。

注目の経済指標

注目のイベント

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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