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FX/為替「ドル/円、128円前後での推移となるか」 外為トゥデイ 2022年5月23日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年5月23日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼20日(金)の為替相場
(1):日本消費者物価 約7年ぶりの2%水準
(2):英経済指標 予想外の上昇
(3):日銀総裁 金融緩和継続の意思
(4):NYダウ 90年ぶりの連続下落

▼20日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

20日(金)の為替相場

期間:20日(金)午前6時10分~21日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日本消費者物価 約7年ぶりの2%水準

日本4月消費者物価指数(CPI)は前年比+2.5%(予想+2.5%、前月+1.2%)。生鮮食料品を除いたCPIは前年比+2.1%(予想+2.0%、前月+0.8%)と日銀が物価安定目標として掲げる2%の水準を約7年ぶりに上回った。 資源高や円安の影響に伴い、エネルギー関連や食料品関連の値上がりが物価を押し上げる格好となった。

(2):英経済指標 予想外の上昇

英4月小売売上高は前月比+1.4%(予想:-0.3%)、自動車燃料を除く売上高は前月比+1.4%(予想:-0.2%)といずれも予想外の上昇となった。 ポンドは発表後に買いが優勢となり、ポンド/円はその後160円台を回復した。

(3):日銀総裁 金融緩和継続の意思

日銀の黒田総裁はG7財務相・中央銀行総裁会議で「日銀は現在のYCC(イールドカーブ・コントロール)を軸とする強力な金融緩和を粘り強く続けていくことを説明した」と述べ、金融緩和継続の姿勢を改めて示した。

(4):NYダウ 90年ぶりの連続下落

米国株の下落を背景にリスク回避の円買いがドル/円、クロス円相場を押し下げた。 なお、NYダウは週足で8週連続の下落となり、1932年以来、90年ぶりの連続下落を記録。

20日(金)の株・債券・商品市場

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ドル/円の見通し

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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